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12月26日の会

12月26日あじさい会

<参加資格>
夫がアスペルガーもしくはアスペルガーかもしれないと悩んでいる妻
(女性だけの会です。お子様連れはお断りしています)

<日時>
2018年 12月26日(水曜日)
9時45分〜12時 (9時35分開場)
始めにルールの説明をするので、遅れないようにお願いします。

<場所>
大阪市立青少年センター ココプラザ (大阪市東淀川区東中島1-13-13)
http://kokoplaza.net/access.html
会議室 803

<会費>
初めての方 500円、2回目の方 300円

参加ご希望の方はコメントにてご連絡ください。
アドレス記入される場合は、「非公開コメント」にチェックして下さい。

<お知らせ>
参加希望者数が定員に達しましたので、申し込みを終了致します。


12月26日の会を終えて

クリスマスも終わり(個人的には何のイベントもありませんでしたが…) 師走です。
何とはなしに気持ちが急かされる年末に、今年最後のあじさい会を開催しました。
初めての方6名をお迎えし12名でお話しました。

2018年が終わろうとしています。
今年の漢字は「災」。
いつもなら、どのような漢字が選ばれようとあまり関心がなかった。でも今年は違う。
各地で未曾有の自然災害が相次ぎ、身近では大阪北部地震と関西を直撃した台風21号を経験し被害を目の当たりにして、天変地異を実感しました。

東日本大震災のあった2011年の漢字は「絆」。
家族、友達、恋人、地域の人とのつながりの大切さに気付くということで「絆」が声高に言われたものです。
それはもちろんのこと、人と人との温かい心のつながりを意味しています。

私はこの「絆」という言葉がきらいでした。
とくに家族の絆、夫婦の絆などと、当然あるもののように勝手に言われることにいら立ちを感じていた。
「絆」を築ける人は幸せです。
でも心のつながりである「絆」を求めても、できない家族関係もあることを知ってほしい、と思っていたのです。

ところが最近「絆」という言葉の本来の意味を知りました。
もともとは家畜をつなぎとめる綱のことだそうです。
それが転じて断つことのできない人と人のつながりを指すようになったらしい。
家族の絆は、逃れられない関係という意味でもあるのです。
最近になって、人と人の良い意味での結びつきや、支え合い助け合いを意味することに変化して使われるようになったそうです。

そのことを知って少し納得ができました。
つながれて断つことのできない絆の関係において、気持ちのやり取りができればそれは幸せなことです。
でも絆があっても、気持ちの交流のできない場合もあると考えれば、この言葉を受けとめることができます。

さらに合点がいったのは、サマセット・モームの小説「人間の絆」。
若い頃、私はこの小説が好きで繰り返し読みましたが、当時は題名の「絆」の意味など全く気にもしませんでした。
何かしら人生がうまく回っていかない不幸な主人公の抱える悩みや人間関係は、断ち切れない「しがらみ」として、「絆」という題名にされたのだと気づいた時に、私はさらに「絆」という言葉に近づいた気がしました。

もし「家族の絆を大切にしよう」とか「夫婦の絆が大事」などと言う人がいても、今は全然動じることもないでしょう。
平静に聞き流すことができます。




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12月11日の会

12月11日あじさい会

<参加資格>
夫がアスペルガーもしくはアスペルガーかもしれないと悩んでいる妻
(女性だけの会です。お子様連れはお断りしています)

<日時>
2018年 12月11日(火曜日)
9時45分〜12時 (9時35分開場)
始めにルールの説明をするので、遅れないようにお願いします。

<場所>
大阪市立青少年センター ココプラザ (大阪市東淀川区東中島1-13-13)
http://kokoplaza.net/access.html
会議室 803

<会費>
初めての方 500円、2回目の方 300円

参加ご希望の方はコメントにてご連絡ください。
アドレス記入される場合は、「非公開コメント」にチェックして下さい。

<お知らせ>
参加希望者数が定員に達しましたので、申し込みを終了致します。


12月11日の会を終えて

先週は夏日があった。その週末は凍てつく寒さ。風邪を引きそうです。
初めての方6名をお迎えし14名でお話しました。
この会に集まる方々は、ふと気づいて軽い気持ちで参加しているのではないことを毎回感じます。
長い長い年月に少しずつ重なっていく奇妙な違和感、何とか改善したいと悩んで苦しみながら色々な方法を試みた日々、または深く考えないようにしてやり過ごしてきた事がら。
そうこうするうちに体調を崩し、心身を病み、自尊感情も著しく低下し、どうにもならない状態になってから、ようやく初めて自助会を訪ねてみようかと人は考えるのです。
自分の出来うる限りのことを尽くして、それでも上手くいかない夫との関係をどうしたらよいのかと参加される方が殆どです。
それ以上どうにもならない状態を知り、自分をどうにか立て直すために、同じ経験をしている人達の集まりに勇気を出して来られるのです。

この秋に続けさまに、カサンドラ症候群についての書籍が2冊出版されたことを知りました。
『発達障害の夫にふりまわされないためのカサンドラのお母さんの悩みを解決する本』
河出書房新社 
『カサンドラ症候群 身近な人がアスペルガーだったら』
角川新書
どちらもそれぞれ発達障害では多くの著書のある精神科医が書かれたものです。

まず思ったのは、「カサンドラ症候群という言葉は医学用語ではない」と言われていたのに、この言葉を冠した書籍が出たことに驚きました。
あじさい会を始めた4年半前は、まだあまり知られていない言葉だったのが、急速にメディアでも紹介されるようになり社会に浸透されていることに喜びさえ感じます。
そしてついに有名な精神科医による書籍。言葉を広める意味でもその功績は計り知れないことでしょう。

ただ内容が、身も心もクタクタに疲れているカサンドラに寄り添いヒントをくれるものであるかどうかは疑わしい、と私は正直なところ感じました。

「カサンドラのお母さんの悩みを解決する」だなんて、そんなに簡単に言ってのけていいのだろうか。
最後の章の目次だけ拾ってみても、「医師や専門家に相談する」「積極的に実家や友人に協力してもらう」「夫婦関係を再構築するために夫の個性を認めよう」「理想の夫婦より自分達ができる夫婦関係でいい」等となっています。
あじさい会を訪ねてくる人の中には、何年も専門医である心療内科に通っていたり、病気をかかえている人も多いです。
またカウンセリングを受けている人も必ず何人かおられます。
それでも解決しないから、自助会を訪ねられるのです。
実家や友人に話しても理解してもらえないからカサンドラになるのではないのですか?
夫の個性を認めることは出来ても、妻の気持ちは認めてくれないから苦しいのではないですか?
極めつけは、「お姑さんに夫の操縦法を聞くという手もある」というコラムまであったことです。
お姑さんとの関係がすこぶる悪いという話は自助会であふれているのに…

もう一つの本は、読み続けることができませんでした。
最後までは目を通したけれど、もし真面目で自己肯定感が低いカサンドラ状態だったら、うまくできない自分をさらに責めて深みにはまる危険を感じました。

私たちに必要なのは、自分で考え読み解く力、うのみにしない事だと思います。
弱りきって困っていると、解決法があるなら早く知りたい教えて欲しい、と思いがちですが、いったん立ち止まって自分の心の声に耳を澄ます作業を大切にしたい。
自分の感情をおろそかにしがちであったことを反省し、忘れずにいたいと思います。
誰にも邪魔されずに自分第一にすること。
それがカサンドラから抜け出せる一つの道ではないでしょうか。



11月22日の会

11月22日あじさい会

<参加資格>
夫がアスペルガーもしくはアスペルガーかもしれないと悩んでいる妻
(女性だけの会です。お子様連れはお断りしています)

<日時>
2018年 11月22日(木曜日)
9時45分〜12時 (9時35分開場)
始めにルールの説明をするので、遅れないようにお願いします。

<場所>
大阪市立青少年センター ココプラザ (大阪市東淀川区東中島1-13-13)
http://kokoplaza.net/access.html
会議室 803

<会費>
初めての方 500円、2回目の方 300円

参加ご希望の方はコメントにてご連絡ください。
アドレス記入される場合は、「非公開コメント」にチェックして下さい。

<お知らせ>
参加希望者数が定員に達しましたので、申し込みを終了致します。



11月22日の会を終えて

いつまでも暖かいと思っていたら急に冷え込んだりして、風邪が流行り始めているようです。
病気にならないように用心しないといけませんね。

今回は初めて参加の7名をお迎えし14名でお話しました。
遠方から来られた方、会の存在は以前から知ってはいたがようやく参加してみることができたという方、1年ぶりでお会いした方、続けて参加して下さっている方など様々な顔ぶれでした。
それぞれの方のエピソードが自分と重なり、同じ体験をしている人がいるのだという驚きは、心の負担を少し軽くできたでしょうか。

今週の11月19日に、大阪狭山市男女共同参画推進センター「きらっとぴあ」主催の「夫とのつき合い方でなやんでいませんか?」「もしかして夫はアスペルガー?いろいろなズレ、違和感を探る」というテーマでお話をしてきました。
数か月前に講座の依頼があったとき、私は当事者であり専門家ではないのでお断りしようと思いました。
ですが、むしろ当事者としての体験談が聞きたい、ということで思い切って引き受けました。
1時間も自分の話を人前でできるのかどうか不安でした。
話す内容を箇条書きにしてみたり、構成を考えたり、何を伝えるべきか考えたり、どのエピソードを話せば具体的に分かり易いかと思案したりして、ようやく原稿をまとめることができました。

初めての経験で緊張しましたが、話し始めると立て板に水のように言葉が出てきて自分でも驚きました。
結婚に至るいきさつやその後の子育てのこと、夫の実家とのトラブル、いつも孤独を感じながらも幾度もの引越しで忙しくて立ち止まって考える余裕がなかったこと、二人暮らしになった時に耐えられないほどの大きな違和感をもったこと、アスペルガーやカサンドラという言葉を知ったときの衝撃、などを走馬燈のように思い出しながら自分の人生を振り返ることができました。
残念なことに、話したいことが多すぎて時間が足りませんでした…

それでも講座を引き受けたことは、私にとってよい機会となりました。
一般的に自助会の果たす最終的な目標の1つに、社会へ向けての啓発活動というのがあります。
それは当会の性格上そぐわないものだとずっと思っていましたが、今回のことで少しは果たせたのでないかと思いました。
一人で悩んでいる人に気付いてもらう、またその近くにいる人が知識を得て支える、につながればいいなと思います。

今日11月22日は「いい夫婦の日」だそうです。
テレビのニュースでは、街ゆくご夫婦にマイクを向ける映像が流れていました。
いつからそんな日を作ったのかしら?
誰が考えたのでしょう?
何のために?
為政者のキャンペーンみたいで苦笑する…



11月7日の会

11月7日あじさい会

<参加資格>
夫がアスペルガーもしくはアスペルガーかもしれないと悩んでいる妻
(女性だけの会です。お子様連れはお断りしています)

<日時>
2018年 11月7日 (水曜日)
9時45分〜12時 (9時35分開場)
始めにルールの説明をするので、遅れないようにお願いします。

<場所>
大阪市立青少年センター ココプラザ (大阪市東淀川区東中島1-13-13)
http://kokoplaza.net/access.html
会議室 803

<会費>
初めての方 500円、2回目の方 300円

参加ご希望の方はコメントにてご連絡ください。
アドレス記入される場合は、「非公開コメント」にチェックして下さい。

<お知らせ>
参加希望者数が定員に達しましたので、申し込みを終了致します。


11月7日の会を終えて

主宰者の都合で10月は1回だけの開催となったため、11月の会は早々に満席になりました。
初めての方5名をふくめ12名の方が集いました。
満席になってもキャンセル待ちは受け付けていますので、問い合わせてみてくださいね。

自分の気持ちを話すには限られた短い時間ですが、他の方が話す事がらに自分も同じだったと感じることが多いので、混とんとした悩みを整理することができます。
そのうちの一つで
「夫は私の話を聞いてくれない。意見や感想を話しても知らん顔している。それなのに夫が他の人と話しているときに、私が言った言葉をあたかも夫自身が感じたように話している。」というお話がありました。
私も何度もこの奇妙なことに苦しめられました。
彼は感想を言うのが苦手です。「どう思った?」と聞いても「どうって?」と反対に質問されるのが常だった。全てにおいて。

滅多にないことで1回限りのことでしたが、夫の会社の人の家での懇親会に夫婦でよばれたことがありました。
若いご夫婦の人たち小人数で、夫は上司という立場でした。
私は少し変わったものを作って行こうと考え、「きんつば」にしました。
その「きんつば」は大納言をほどよく茹でた後、濃いドロドロの甘くした寒天液と混ぜ合わせて冷やし固めます。
ゆっくりと固くなるまで一晩を要します。そのあと「きんつば」の大きさに切り分け、溶いた小麦粉で注意深く表面を乾かすように焼く、というものでした。

思いのほか上手な出来栄えに有頂天になりました。
大きな立派な大納言がキラキラする寒天に支えられ包まれている様にも満足し、「これぞ本当のきんつばだわ〜」とほれぼれし嬉しかった。
夫にも、どうやって作ったのか話さずにはいられまでした。
でも夫は全く関心なく、私が勝手に喋っているのを半分聞き流すという素ぶりでした。
夫はいつでもそうですが、相づちを打つことができません。「へぇ~、なるほどなぁ」とか「上手くいったね」「そうなんだ」という言葉が出てこないのです。
その時もそうだったけど、私は嬉しかったので話しかけた。

そして懇親会に行きました。
「きんつば」の詰まった箱を開けると、若い人たちはみんな「お店のきんつばみたい!」と喜んでくれました。「どうやって作るの?」と興味津々で聞いてくれました。
私が作り方を説明しようとすると、夫がやおら立ち上がって
「はい、皆さん!今からきんつばの作り方を説明いたします。」
と大きな声で皆を制するように話し始めるのです。
私が説明しようとすると、夫は私に言わせないかのように大きな声で
「これはですね、まず大納言を茹でるところから始めます。」
と私が出かける前に夫に話した内容を、あたかも自分も一緒に手伝って作ったように、何もかも知っているように、あるいは自分が作ったように、最後まで話し続けました。

私だけが、すごく違和感あった。感じ悪かった。
夫は皆さんから自分に向かって「きんつば」に関する感想を言ってもらえて満足しているようでした。
もちろんのこと帰宅してから私たちで「きんつば」の話など一切ないし、私の労力をねぎらう言葉などあろうはずもなく…
私は今でもその懇親会で夫が「きんつば」の前で立ち上がって演説するかのように得意そうに堂々と話していた姿を思い出します。

ずっと違和感があって嫌な思い出で、どうしてあんな態度をとったのだろうと思っていました。
でも今はわかる。
彼にとって必要なのは情報だけです。私が皆さんに喜んでもらえれば嬉しいという気持ちや、そのために準備する労力などは、価値のないもの取るに足りないもの無いに等しいものに映るのでしょう。
彼にそのことを責めることはできない。
夫はそうやって無意識に自分をカバーして社会生活に溶け込もうとしてきたのでしょう。
人との接点を取りにくいから、知らず知らずのうちに、使えそうと感じたら利用してきたのです。
行為の奥には感情があるということを読み辛いけれど、表面的には何となくやっていけるように彼なりに無意識に会得していったのではないのかな、と思うのです
理解はできるけれど、不愉快な思いはしたくない。私は自分自身を優先して大切にしたい。
長年にわたって、さんざんの違和感を持ち続けてきたから。



10月9日の会

10月9日あじさい会

<参加資格>
夫がアスペルガーもしくはアスペルガーかもしれないと悩んでいる妻
(女性だけの会です。お子様連れはお断りしています)

<日時>
2018年 10月9日 (火曜日)
9時45分〜12時 (9時35分開場)
始めにルールの説明をするので、遅れないようにお願いします。

<場所>
大阪市立青少年センター ココプラザ (大阪市東淀川区東中島1-13-13)
http://kokoplaza.net/access.html
会議室 803

<会費>
初めての方 500円、2回目の方 300円

参加ご希望の方はコメントにてご連絡ください。
アドレス記入される場合は、「非公開コメント」にチェックして下さい。

<お知らせ>
参加希望者数が定員に達しましたので、申し込みを終了致します。



10月9日の会を終えて

また金木犀の香る季節がめぐってきました。
どこで咲いているのか数日間だけ漂わせてくれる甘い香りを急いで楽しまなくてはなりません…
10月は主宰者の都合で1回だけの開催となりました。
初めて参加の5名をお迎えし14名でお話できました。

夫と話し合いが進まない、いつも話がズレる、相談ができない、家庭内のことを夫婦で決めることができない、黙り込んでしまい意見を言ってくれない、夫の失敗の尻ぬぐいに振り回される、動いてくれない、家事育児を手伝ってくれない、しんどい時でも助けてくれない、夫の実家とうまくいかない、姑とのトラブルにもノータッチ、夫と一緒にいると一人でいるよりも寂しく辛い、人に話しても分かってもらえない、何がどうおかしいのか説明し辛い、などなど。
毎回参加者の顔ぶれは違っていても、話される内容は似通っています。

先日テレビを見ていたら、子供の問題行動に悩んでいる母親が出ていて、それについて教育学者が
「夫婦で子供の問題についてよく話し合い、そのことを夫婦で共有すること」とアドバイスしていました。
それができないのですよ!と私は思わず言いそうになりました。
ぎくしゃくした夫婦の問題についても、識者がわけしり顔で
「夫婦の時間を持つこと。夫婦で一緒の趣味を見つけたり、旅行や二人だけの食事を楽しんだりする」などとアドバイスをするのを目にします。
そんなことができるなら、教えてもらわなくても始めからしていますよ!と言いたくなります。

それならカサンドラ症候群になっている妻はどうしたらよいのか…
まずは自分の夫の特性を詳しく観察し知る必要があります。
次に自分の内面について、何にこだわっているのかを掘り下げて考えてみることが大切です。
夫を変えることはできないから、自分の何が変われば辛さが軽減できるのか考えるのです。
そのために自助会はあります。
同じ悩みの人の共感を得ながら、自分が頑なに守ろうとしているものの殻を少しだけ崩してみると、見えてくる景色が広がります。
心をほぐして社会の規範や常識から離れてみると、新しい価値観に出会うことができます。
そしてそれは一人一人みな違うのです。
自分で模索して探していかなくてはなりません。
長い道のりになるかもしれないけど、あじさい仲間はいつもいます。
互いに支え合いながら、自分にとっての最良の方法を見つけられるように、いつでもあじさい会を利用してくださいね。




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