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4月16日の会

4月16日あじさい会

<参加資格>
夫がアスペルガーもしくはアスペルガーかもしれないと悩んでいる妻

<日時>
2015年4月16日(木曜日)
10時〜12時

<場所>
大阪市立青少年センター ココプラザ (大阪市東淀川区東中島1-13-13)
http://kokoplaza.net/access.html
会議室 803

<会費>
初めての方 500円、2回目の方 300円

参加ご希望の方はコメントにてご連絡ください。


4月16日の会を終えて

4月は1回だけの開催になったこともあって、参加者は普段より多い13名でした。
2時間で全員が満足してお話しするには、少し物足りない会になったかもしれません。
参加された皆さま、充分にお話ししていただく時間がとれずに申し訳ありませんでした。
今後、定員を設けたほうがよいかどうか検討してみますね。

夫は変わらない、アスペルガー傾向があるという自覚がない、配偶者の困った感をわかってもらえない…
最大の問題は、話ができない、かみ合わない。
歩み寄りようがないし、どうしたらよいのか途方に暮れます。
でも夫に自分の気持ちを受け容れてほしい…
そのことをきっぱり諦め断念するまで、時間がかかります。

私自身はもう人生の後半になり、子育ても終え子供たちもそれぞれに巣立っていきました。
断念するのは私の場合、老後の夫婦の慈しみのある暮らしだけです。
今は、夫と向き合うのではなく自分と向き合って豊かで充実した毎日を送れるようにすることで、解決の方法を探っています。
人生のどの位置にいるかによって、それぞれの方の今後の進まれる道は違うことでしょう。
若い方々、これから人生の最も充実したときを迎えようとされる方々には、行き場のない苦しくて辛い悲しい気持、寂しさや孤独感から解放されてほしいと切に願うばかりです。
会として、これからどのような方向に歩んでいくべきか考えさせられる一日となりました。

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3月23日の会

3月23日あじさい会

<参加資格>
夫がアスペルガーもしくはアスペルガーかもしれないと悩んでいる妻

<日時>
2015年3月23日(月曜日)
10時〜12時

<場所>
大阪市立青少年センター ココプラザ (大阪市東淀川区東中島1-13-13)
会議室 803


<会費>
初めての方 500円、2回目の方 300円

参加ご希望の方はコメントにてご連絡ください。


3月23日の会を終えて

本日は初参加の方4名を迎え、9名でお話しすることができました。
今回は私を含め結婚生活30年以上という参加者が多い会となりました。

長い年月、何かしら話がかみ合わずにおかしいと感じつつも、自分を責めたり、体調を崩したり、カウンセリングに何年も通ったりしてやり過ごしてしまった日々。
アスペルガーやカサンドラ症候群という言葉に出会って、ようやく自分を苦しめていた原因を知ることができた解放感。
それと同時に、いつか互いに理解しあえる日が訪れるという淡い希望と期待を打ち捨てなくてはいけない絶望感。
夫にアスペルガーの傾向があると確信した私たち配偶者は、多かれ少なかれこのような道をたどるのではないでしょうか。

思い出すのは、私が夫に話しかけるといつも返ってくる言葉は、「うん」でも「ううん」でもない「う」でした。
どっちとも取れるような取れないような気のない返事に、若い頃はよくイライラしました。
なおも話し続けるとそのうち返事もなく、もちろん相槌というものもなく、人の話を遮るように欠伸をしたり、大きく伸びをしたり、疲れているように首をぐるぐる回して肩をトントンたたく動作をするのです。
家族にかかわる大事な話しのときでさえそうだった。
そのうち私も話す気持ちが萎えて、口早に報告するだけにならざるを得ないのです。
ずっとそうだった。3人の子供たちの成長の出来事を報告するだけ。必要事項を伝えるだけ。
夫は無口で口下手でも気持ちはあると信じていました。
でもそれは私がそう信じたかっただけなのだと今にして思います。

アスペルガーを知ったとき、自分が築いたと思っていた家族がガラガラ崩れていくような感じがして本当に辛い気持ちでした。
夫は嘘をついていたわけでなく、悪意もなく誠実であったと思います。
「普通ならこう感じるはず、こう考えるはず」という私の思い込みは、彼にとっては迷惑そのものでしかなかったでしょう。
今はアスペルガーの特性を知れば知るほど、仕方なかったという諦めの気持ちでいっぱいになります。
理解はできても、やはり心は辛いのです。
家族として3人の子供を育て30年の月日が流れてしまっているのに、夫と気持ちを共有共感することができていないから家族の思い出話をすることができません。
「あの時は嬉しかったね」、「あの時はどうなる事かと心配したね」、「子供の成長に感動させてもらったね」などという会話ができないことが、とても悲しく悔しいです。
思い返せばずっと一人だったな、ということが配偶者の苦しみではないでしょうか。

そのことをしっかり受け止めて強くなりたいと思っています。








3月11日の会

3月11日あじさい会

<参加資格>
夫がアスペルガーもしくはアスペルガーかもしれないと悩んでいる妻

<日時>
2015年3月11日(水曜日)
10時〜12時

<場所>
大阪市立青少年センター ココプラザ (大阪市東淀川区東中島1-13-13)
会議室 801

<会費>
初めての方 500円、2回目の方 300円

参加ご希望の方はコメントにてご連絡ください。


3月11日の会を終えて

本日は初参加の方3名を迎え、7名でお話をすることができました。
積もりに積もったことを僅かな時間で話すことは難しいです。
人の話しを聞いていると、「あぁ、私もそうだった。」と感じることがしばしばあります。そして気持ちがかつてに戻って揺り動かされるのです。これは一見、負の作用があるようにみえますが、自分の感情を整理する上で必要なことのように思っています。
セルフヘルプグループ(自助会)は、気持ちを分かり合える人たちとの中で素の自分を見つめ直す時間です。
何回か参加されると、自分の状況がつかめてきて気持ちも整理されていくようです。
参加2回目以上の方が増えることは主催者として嬉しいことです。

今日は東日本大震災から4年目の日でした。
夫と結婚してずっと違和感を抱えていたことがありました。
それは社会で起こる様々な出来事について、まったく夫婦で話しをしないということです。

夫は全く無口かというとそうではなくて、知識をひけらかすような一方的な話を延々とするタイプでした。
私は夫のことを高い学歴で博識で尊敬する人と思い込んでいたので、いつも拝聴していました。
しかしそれはいわば学校の先生の授業のようで、自分たちに直接かかわるような問題ではないことばかり。しかもどっちでもいいようなことばかりでした。以前なら頭にため込んでいる知識に感心もしたものですが、今では必要なことはすぐにネットで調べられるから拝聴することなどないのです。
もっと大事なことは、「そのことから自分はどう考えるか、どう感じるか、どのように行動していけばよいか」であるはずなのに、そういうことは抜けていました。

夫は、社会を揺るがす大事件、または大災害、大事故に対しては全くノーコメントでした。
オウム真理教の事件のとき、私は同世代の人たちの犯行にとても衝撃を受けました。しかし夫はまるで他人事でした。
阪神淡路大震災のときも、そうだった。規模の大きさやいかに建物を破壊したかについては話すものの、人の苦しみ悲しみに寄り添う意見は皆無でした。
東日本大震災のときも、どす黒い津波が町を覆い尽くしていく映像に誰もが胸がつぶれる思いをしているのに、夫は全く心を乱されることもなく淡々としていて、私たち夫婦がそのことで話しをするということはなかったのです。
子供が巻き込まれる悲惨な事件についても一切のノーコメント。
「言っても仕方ない」とか「真実がわからない事件にあれこれ意見したくない」などと言って私との会話をストップさせていました。
私は何も高尚な意見がほしいわけではないのです。
ただ「怖い事件だよね」とか「一瞬のうちに築いたものが失われる自然災害は恐ろしいね」とか「被災された方のことを思うと胸が痛いね、」とか「私たちにできることないかしら」などとおしゃべりしたかったです…

こうして思い返してみると、夫は何の感情も起きなかっただけなのでしょう。
意見を求められても、感想を求められたとしても、感じていないことをどのように応えればよいか分かりませんものね。
アスペルガーの特性を加味して考えれば、夫の気持ちに偽りはなく冷たさもなく正直なだけです。
そうしたことに長い年月気づかずに、私は違和感だけをため込んで悩み続けてしまいました。
でも今では原因が分かったので、悩まされることもありません。
結局、話しかけないということで落ち着いてしまうのです。
お話しは友人とすることにしています。


本日ご参加くださった皆様へ

本日のランチにご一緒できなくて申し訳ありませんでした。
昨夜から熱が出ていて体調を崩しており、回復せずに出かけてしまいました。
会のときはマスクをして離れて座っていても、ランチのときにはマスクもはずすし風邪をうつしてはいけないと考え思い切って失礼しました。
会のあとのランチは皆さんと打ち解けておしゃべりできる楽しみの一つでもありますし、主催者としても最後まで見届ける責任があると考えているのに、今回はできませんでした。
「ランチは問題なく終了しました。」と伝えてくださった方、ご報告ありがとうございます。
少し心配していたのでホッとしました。ありがとうございました。
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