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12月7日の会

12月7日あじさい会

<参加資格>
夫がアスペルガーもしくはアスペルガーかもしれないと悩んでいる妻

<日時>
2016年12月7日 (水曜日)
10時〜12時 (9時50分開場)

<場所>
大阪市立青少年センター ココプラザ (大阪市東淀川区東中島1-13-13)
http://kokoplaza.net/access.html
会議室 803

<会費>
初めての方 500円、2回目の方 300円

参加ご希望の方はコメントにてご連絡ください
アドレス記入される場合は、「非公開チェック」でお願いします。

<お知らせ>
 参加希望者数が予定を上回ってきましたので、申し込みを終了致します。


12月7日の会を終えて

今回は14名の参加でした。
テレビであじさい会が紹介されたこともあって、参加申し込みが増えています。
いつもより人数が多かった為に、一人ずつの話す時間が自己紹介も含めて7分になってしまいました。
互いのことを知るには短かい時間でしたが、後のランチ会では盛り上がって話せました。

たくさんの妻たちが誰にも分かってもらえず、一人で苦しんでいるということに胸を痛めます。
とくに若くて人生で一番充実して美しく輝いているはずの世代の人達が苦しんでいるのを見るのは、私もとても辛いです。
昔の自分を思い出して、切ない気持ちになります。
私もかつては傍目から見たら、幸せそうな家族に見えたことでしょう。
実際そのように信じ振る舞っていました。
でもいつも心が満たされず得体のしれない哀しみが同居していたのも確かです。
言葉を交わしているはずなのに、気持ちの共有ができないという分けのわからない居心地の悪さを人に説明することができませんでした。
あの頃、大人の発達障がいという知識があったら、今の自分は少し違っていたかもしれません。
どうか若い人達が、これ以上自分を苦しめたり傷つけたりしないようにと願っています。
若い人達も、そして私を含む年齢を重ねた人達も自分本来の感覚や感性を取り戻し、振り回されないようにしましょうね。






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11月24日の会

11月24日あじさい会

<参加資格>
夫がアスペルガーもしくはアスペルガーかもしれないと悩んでいる妻

<日時>
2016年11月24日 (木曜日)
10時〜12時 (9時50分開場)

<場所>
大阪市立青少年センター ココプラザ (大阪市東淀川区東中島1-13-13)
http://kokoplaza.net/access.html
会議室 803

<会費>
初めての方 500円、2回目の方 300円

参加ご希望の方はコメントにてご連絡ください
アドレス記入される場合は、「非公開チェック」でお願いします。

<お知らせ>
 参加希望者数が予定を上回ってきましたので、申し込みを終了致します。



11月24日の会を終えて

予定では13名の参加だったのですが、キャンセルが相次ぎ6名になりました。
キャンセルが全然ない時もあるので、会を運営する者としては参加人数の把握は難しいところです。
多人数だと自分の話す時間は減るけれど、色々な方のお話が聞けて参考になります。
少人数だと心にたまっている言葉を吐き出すことができ、自分の気持ちと向き合えます。
どちらであっても得るところがあるので、毎回の一期一会を楽しみにしています。

あじさい会が開催された24日に関西テレビのニュース番組で「カサンドラ症候群」が取り上げられました。
事前に私の方にも取材があり、番組の中でも「自助会あじさい会」を紹介していただきました。
医学用語ではない「カサンドラ症候群」という言葉が、このように広く社会に知れ渡り受け入れてもらえるようになったことに驚きを感じています。
放映直後からブログへのアクセス数がどんどん増えて、テレビの影響力を実感しました。
「パートナーと心が通じ合えない」とはどういうことか、その経験のない人には想像するのは難しいでしょう。
でもテレビを見て、「ひょっとして悩んでいるあの人はそうかもしれない」と思ってくれる人が増えるだけで、ずいぶん私たちは救われます。

先日、定年退職した夫と二人暮らしの友人が「夫とうまくいかない。喧嘩をしてしまい、ここしばらく口を聞いていない」と悩んでいました。
家庭の中の重い空気が彼女の顔にも声にも表れて沈んだ様子でした。
1週間後に会ったときに、私は心配してその後のことを尋ねてみました。
彼女は「夫も家の中で喋らないのはしんどいらしく、いつしか普通の会話はするようになったわ。だって美味しいものを一緒に食べて『美味しいね』と言えないのは寂しいものね。」
と苦笑いしながら話してくれました。
彼女の話を聞きながら、そうしたさりげない会話のやり取りが家庭でできない不自然さなんて普通の人には想像しにくいだろう、とあらためて感じたのでした。

話し手の意図が伝わらないがゆえに、返ってくる言葉が素気なかったり、無視だったり、あるいは怒り出したり、全く関係のないことを言ったりするので、夫の態度や言葉にとても傷つくのです。
私は夫がそうとは知らず、20数年ずっと違和感を覚え何か変だと思っていました。
それらのことはとても昔のことになってしまい、いつの間にか忘れています。
でも時々あれもそうだったなと思い出します。
そしてその時の出来事を自分なりに分析するようにしています。

息子が幼稚園児のとき、社宅に暮らしていました。
ある時、外で遊んでいた息子が「頭が痛い痛い」と頭を両手で抱えて大泣きしながら帰ってきました。
驚いて聞いてみると、同じ社宅の小学生が息子の頭をめがけてドッジボールを投げて遊んだというのです。
それはしてはいけないことで注意しなくては思い、すぐに社宅内で遊んでいた小学生のところに行きました。
「頭にドッジボールをぶつけるなんてしては駄目よ、危ない。」と注意したのです。
私はそれまで子供の喧嘩に口出ししたこともなく、よそ様の子供を叱ったこともなく、長い子育て中、後にも先にもそのときだけでした。

夫が会社から帰ってきて、その日の出来事を話しました。
夫はいつも通り聞いているのかいないのか分からない様子で新聞やテレビをチラチラみながら、私の話が終わるのを待っていました。
そして小学生を注意したところまで話し終えると
「自分が子供の頃、近所に息子を溺愛している母親がいて、子供のお尻にくっついて息子に悪さするよその子供をしょっちゅう叱り回っていた。家族みんなで、その母親をバカな親だと笑っていた。」
と言ったのです。
返ってきた言葉はそれだけ。それっきりでもう終わり、とばかりにテレビを眺めていました。
その時、私は唖然としたのでした。
それは私のことを子供の喧嘩に口をだすバカな母親だと責めているのか、と思ったからです。
ドッジボールを投げつけられた幼い息子のことを心配するひと言の言葉もなかった。
例をあげて客観的に私の行為を非難したのだと思い、言葉を失いました。

アスペルガーの特性をもつパートナーとの結婚生活とは、そのようなことの繰り返しです。
それは一事が万事なのです。
尻切れトンボの会話、何の着地点もない会話。何の解決策も見出そうとしない会話。
そうして感覚を失っていき、妻はカサンドラ症候群へと蝕まれていくのだと思う。

でも夫の事情を知った今は、それらの出来事を分析することができます。
夫は、よその子に虐められて子供が泣いてきた、よその子を母親が叱りに行った、という事実だけを読み取り、そういえば昔もこんなパターンがあったな、とふと頭によぎったことを口にしただけなのでしょう。
とても単純なパターンだけを思い出し、同じだなとひとくくりにしたのでしょう。

もちろん今では何一つ振り回されることもなく傷つくこともありません。
夫の特性を掴んでいるので、話してよいことと話さなくてよいことを区別しているからです。
話してよいことは、事務的な頼み事です。
話さなくてよいことは、自分の気持ちです。
それはやはり普通の人には理解し辛い関係だろうと想像しています。






11月3日の会

11月3日あじさい会

<参加資格>
夫がアスペルガーもしくはアスペルガーかもしれないと悩んでいる妻

<日時>
2016年11月3日 (木曜日)
10時〜12時 (9時50分開場)

<場所>
大阪市立青少年センター ココプラザ (大阪市東淀川区東中島1-13-13)
http://kokoplaza.net/access.html
会議室 803

<会費>
初めての方 500円、2回目の方 300円

参加ご希望の方はコメントにてご連絡ください
アドレス記入される場合は、「非公開チェック」でお願いします。

<お知らせ>
 参加希望者数が予定を上回ってきましたので、申し込みを終了致します。



11月3日の会を終えて

仕事を持っている人も参加できるように、時々は祝日を選んで開催することにしています。
直前のキャンセルが重なり、今回は初参加の4名をお迎えし7名でお話しました。
会のはじめにはいつも自助会のルールをお話し確認することにしています。
毎回同じことを長々と繰り返しているので、つい早口で説明してしまいます。
ですが初めての方にとっては新しいことであるので、丁寧に分かるように話さないといけない。
今回一つの文言を忘れてしまいました。
「自分にとって聞きたくない話が出た場合は、退室してもらってかまいません。そのまま帰ってもよいし、しばらくして入室してもらってもよいし、全く自由です。ただ話される内容を止めることは主催者としてできません。」
他の人にとっては何でもない話でも、ある人にとっては自分の辛かった経験を思い起こさせることもあります。
そのことにも常に留意しないといけない、と改めて反省しました。

本日の会のあとテレビでカサンドラ症候群が取り上げられるとのことで、当事者としてのインタビューを受けました。
尋ねられるままに過去の出来事を思い出しながら話しました。
考えながら話すというより思いつくままにとりとめもなく話したのは、久しぶりだったような気がしました。
それは自助会で共感してもらいながら話すのとは、また少し違っていて、カウンセリングを受けているような心地よさでした。
自分がかつて抱えていた孤独な気持ちや感情を客観的に振り返ってみることができたのでした。
1時間半ほど話し、それを短く編集されるようですが、いったいどのようなものが出来上がるのでしょう。
一人で理由もわからず悩み苦しんでいる女性に届くことを祈っています。





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