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3月30日の会

3月30日あじさい会

<参加資格>
夫がアスペルガーもしくはアスペルガーかもしれないと悩んでいる妻

<日時>
2017年3月30日 (木曜日)
10時〜12時 (9時50分開場)

<場所>
大阪市立青少年センター ココプラザ (大阪市東淀川区東中島1-13-13)
http://kokoplaza.net/access.html
会議室 803

<会費>
初めての方 500円、2回目の方 300円

参加ご希望の方はコメントにてご連絡ください
アドレス記入される場合は、「非公開チェック」でお願いします。

<お知らせ>
 参加希望者数が予定を上回ってきましたので、申し込みを終了致します。



3月30日の会を終えて

大阪でソメイヨシノの開花発表があった日に、会を催すことができました。
初参加の方4名をお迎えし12名でお話しました。

会の後は時間のある人達とランチをして盛り上がるのですが、今回は早めに切り上げて皆さんと大阪城まで散歩がてら桜の様子を見に行きました。
残念ながら大方の桜はつぼみの状態でしたが、中には満開の桜もあり、今年一番のお花見ができました。
あじさい会の人達とお花見で歩くのは3回目です。
座ってお話するのもよいのですが、歩きながら景色を眺めながらお喋りするのも開放的な気分で楽しい時間です。

私たちカサンドラ妻は、夫婦で季節を愛でながらのお散歩ができない。
むっつり黙ったまま、あるいは一方的な話を聞くだけのお散歩。
だから楽しくないことが多い。
私は夫に何度もお散歩に誘ったり、お出かけしたりしましたが、いつも一人で歩いている気分でした。
感じたこと、見つけたこと、気づいたことが嬉しくて話しかけても、共感してもらったことがなかった。
10年ほど前にようやくそのことに気づいてから、一緒に歩かないようにしています。
「一緒にいても一人」なのだから、いっそのこと何でも一人で満足できるようになれば淋しい気持ちにもならないのです。

先月、法事がありました。
夫のきょうだいや親せきが集まりました。
夫は施主であったので、段取りを入念に調べて緊張していたようでした。
無事に法要も終えお食事もお開きの時間になった時、夫は立ち上がり
「皆さま、七回忌で4年ぶりの再会となりお話も尽きないことでしょう。お名残惜しいところではありますが、そろそろ時間となりましたので…」
自分のきょうだい夫婦ばかりの集まりで、しかも昨年も一昨年も甥や姪の結婚式で顔を合わせています。
夫の方を思わず振り返り、ちょっと笑いそうになりました。
結婚式で同じテーブルだったこと忘れてるのかな?
結婚式でもきょうだい達と話をしていないから会った感覚がないのかしら?

夫のきょうだい達は、いつも私にばかり自分たちの自慢話をします。
夫に話しても相槌を打たないからつまらないのです。
その上、私の健康など関心もなくひと言の気遣いもないのに、夫の健康状態や血圧まで横に座っている夫に尋ねず、私に聞きます。
私が「全く知りません」と言ったら驚き、呆れた顔をされました。
どうして直接に本人に聞かないのかしら?
妻が夫の健康状態を管理すべきと決めてかかっていることが不快だった。
60代70代の夫の一族と顔を合わせるのが苦痛です。
感覚が違い過ぎる…

先日気になる文章を新聞で見かけました。
引用してみます。
✳✳✳
チンパンジーはつねに「今、ここ」を生きている。だから一瞬ぱっと目の前に示された数字を丸覚えするのは上手だが、ずっと先のことに思いをはせたりはしないので、絶望もしない。
これに対してヒトは、過去や未来といった不在の時に心をたなびかせる。だから、過ぎし日を懐かしみ、後悔もすれば、行く末を案じ、祈りもする。
✳✳✳

「今、ここ」しか考えられないヒトもいる。
私は30年以上一緒に暮らしている夫と過去や未来を語り合ったことがない。
過ぎし日を懐かしんだこともない。
その都度ごとに家族の出来事はすべて伝えていたはずだけれど、そのことについて共に喜んだり悲しんだりして気持ちが通じ合えたという実感がなかった。
夫婦で来し方行く末を話し合いたかったけれど、それは叶わぬことだった。
ヒトとはそういうもの、という間違った決めつけに惑わされないようにしたい。
そのヒトが悪いわけではなく、「そういうヒトも存在する」ということを知ってほしい。





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3月1日の会

3月1日あじさい会

<参加資格>
夫がアスペルガーもしくはアスペルガーかもしれないと悩んでいる妻

<日時>
2017年3月1日 (水曜日)
10時〜12時 (9時50分開場)

<場所>
大阪市立青少年センター ココプラザ (大阪市東淀川区東中島1-13-13)
http://kokoplaza.net/access.html
会議室 803

<会費>
初めての方 500円、2回目の方 300円

参加ご希望の方はコメントにてご連絡ください
アドレス記入される場合は、「非公開チェック」でお願いします。

<お知らせ>
参加者数が定員に達したので、申し込みを締め切ります。


3月1日の会を終えて

今日から3月。卒業姿の学生を見かけるようになり「おめでとう」と拍手を送りたくなります。
今回は初参加8名を迎えて、12名でお話できました。
子供さんを育てている若い世代の方も多く参加されました。

子供が生まれるまでは、あまり気づかなかった夫の特性が、子供を育てるという場になって初めて次々と噴出し、それでも日々するべきことが山積みになり途方に暮れる。
クタクタに疲れ切っている若い方々の話に、かつての自分を重ねていました。

何かおかしい、友達に愚痴をこぼしても伝え切ることができない、アドバイスやヒントをもらっても役に立たない、あてはまらない。
家庭の中で夫はとても幸せそうで満足している様子で困っていることもなさそう。
自分だけが憂鬱な気分になってさみしく虚しい。その上、罪悪感まであって辛い。
何とかして夫婦の関係を立て直したいと、どの方も大人の発達障がいやカサンドラに関するたくさんの本を読み資料を集め、どのように接していけばよいのか懸命に模索していることまで同じです。

思い切って夫にその悩みを打ち明けて話しても、他人ごとのような反応で、またさらに落ち込む。
そこには、夫と気持ちが分かり合いたい、家族として協力して助け合ってうまくやっていきたいという妻の強い希望と期待を感じます。
その希望と期待を諦めなくてはいけない、などと言われるほど残酷なことはありません。
いとも簡単なことのように言って欲しくないのです。
「夫に期待してはいけません。彼に感情を示してはいけません。自分の心に寄り添ってくれる言葉を期待してはいけません。困ったことがあれば親しい友人に相談しましょう。して欲しいことがあれば紙に箇条書きにして渡しましょう。彼は言われたことはきちんとしてくれます。でも先回りしてあなたを喜ばせることはできないのです。等々」
そのことを受け入れるまで時間が必要で、大きな絶望と葛藤に悩まされます。

私のように子供が家を出て行き、残りの人生も少なくなっている年長者には、それもできます。
ですが、人生の真っただ中にいる若い人たちには過酷すぎる現実です。
それでも私は、若い人たちのことを少しだけ羨ましいと思っているのです。
早くにそのことに気づいたことを。自分の気持ちを大切にされていることを。
私自身は自分の気持ちをごまかし続けて、長い結婚生活を重ねてしまいました。
自分の生きてきた人生はいったい何だったのだろう、家族を築いてきたと思っていたのに砂上の楼閣のようにサラサラと消えていくように感じた時、気が狂いそうに慟哭したのを今でも思い出します。

いずれにせよ、気づいた時が始まりです。
あれこれ試行錯誤しながら、これからの生き方、考え方を少し修正していけば、きっと道は拓けていくと信じています。
自分一人だけの悩みではないこと、自分が悪いわけではないことを確認するために、またときどき訪ねてくださいね。
お待ちしています。




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