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6月29日の会

6月29日あじさい会

<参加資格>
夫がアスペルガーもしくはアスペルガーかもしれないと悩んでいる妻
(女性だけの会です。お子様連れはお断りしています)

<日時>
2018年 6月29日 (金曜日)
9時45分〜12時 (9時35分開場)
始めにルールの説明をするので、遅れないようにお願いします。

<場所>
大阪市立青少年センター ココプラザ (大阪市東淀川区東中島1-13-13)
http://kokoplaza.net/access.html
会議室 803

<会費>
初めての方 500円、2回目の方 300円

参加ご希望の方はコメントにてご連絡ください。
アドレス記入される場合は、「非公開コメント」にチェックして下さい。

<お知らせ>
参加希望者数が予定を上回ってきましたので、申し込みを終了致します。


満席になっていますが、直前のキャンセルなどもあるので、お問い合わせくだされば参加できることもあります。


6月29日の会を終えて

10名の初参加の方と14名で会を開くことができました。
初めての方が多い時は、少し緊張します。
主宰者として、短い時間でそれぞれの方の抱えている悩みを把握することは難しいです。
ただ各参加者が、自分の気持ちを言葉に出してみたり人の話を聞いたりすることで、何か少しだけ変化が生じるなら、自助会としてはそれだけで意味のあることなのだと思っています。

夫にアスペルガーの傾向があると思っても、それぞれの方の悩みは異なります。
それはアスペルガーの特性が多岐にわたり、一人として同じではないからです。
気をつけるべきは、自分の夫がこうだからといって他の参加者の夫もそうだとは限らないことです。
アスペルガーの専門家になってはいけません。
自分の困り具合を見つめること、自分の問題として捉えること、自分が何を感じどのようにしたいのか見直してみること、人の話をうのみにしないこと、自分を一番大切に考えること、等々。それぞれの参加者同士の共感を得て、自分の糧になるように自助会を利用していただきたいです。

専門家からの知識を得ることはとても大事です。
情報や知識を集めた上で、自分の場合はどう考えてどうしていけばよいのか、頭を柔らかくしてゆっくり考えていく時間として自助会を利用していただければ、と今日も思いました。
それは家庭内で起こる日常の細々した事がらは、パートナーにしか分からないからです。
専門家であってもパートナーの抱える問題の本当のところは理解できないだろうと常々思っています。


6月18日7時58分に大阪北部で大きな地震がありました。
私は震度6弱と発表された地域に暮らしています。
リビングで新聞を読んでいた時、突然に不気味な地鳴りと共に大きく突き上げられました。尋常ではないうねるような上下の揺れのあと横にグラグラ揺れて、食器棚からは大きくて重い鉢や食器やグラスが勢いよく飛びだしました。壁にかかっていた時計も落ちてガラスが粉々に飛び散り大きな音がしました。
幸いにも怪我はしなかったのですが、ついに大地震がきて死ぬのかと思った。
怖くて足がガタガタ震えて、全身が硬直して痛みが走り腰が抜けたかぎっくり腰になったのかと思うほど、しばらくは恐怖で動けませんでした。
頭が真っ白になりました。
少し時間をおいてから、とりあえず遠くに暮らす子供たちに「大地震があったけど、怪我はしていない」と震える手でメールをすることができた。
ただただ怖くて、どうしてよいのか分からない状態でしたが、友人たちからラインやメールが次々と入り始め、私は「すごく怖かった。今でも揺れてる。不安でおそろしい」などと書きつづり安定剤のようにスマホを握りしめていました。
阪神淡路大震災を経験した友人からは「貴重品をリュックにまとめたらいい」とか「怪我をしないようにスリッパをはいて」「落ち着いて深呼吸して安全な場所を確保して」などなど。
心配してくれる友人の言葉がどれほどの励みと落ち着きをくれたことでしょう。

夫はすでに会社に出勤していました。
彼はずいぶん時間が経ってから、「大丈夫ですか?」とメールくれました。
家の中はひどい状態になっているけど怪我はないことを伝えました。
すると「怪我がなくて良かったです」と返信してくれました。
私には彼からのその言葉が意外でちょっと嬉しかった。
やはり言葉のやり取りは大切だな、と感じました。
でも今から考えれば、その時の私は地震のショックで気持ちが沈み込み過ぎていたのだろうと思います。

その日の夜遅く復旧したJRで彼は帰ってきましたが、二人で地震について何も話さず。
私は大きな揺れだったこと、とても怖かったこと、食器類が散乱しガラスが飛び散っていたことなどを話しましたが、「うん」と言うだけ。
余震も怖かったし、片付けるのも大変だったり、いろいろ話すことはあったけれど、彼には興味ないのでしょう。
もう終わったことになっているのか…
それも慣れているので、私はとくに何とも感じません。仕方ないです。
ところがその後、少し嫌な気分になったのです。

それは地震についてのニュース番組を夫と一緒に見たときです。
その映像は、介護施設の防犯カメラに写された地震時のものでした。
車イスに座ったお年寄りの方達が笑顔で朝の体操をされていました。
そして地震がきたのです。
固定されているであろう何台もの車イスが前後左右にお年寄りを乗せたまま動きました。
周りの家具なども揺れています。
皆さんどんなに怖かったことでしょう。
私も自分の地震体験と重なり顔が引きつるようでした。
それなのに夫は「ハハハ」と笑ったのです。
いつもこうです。予想できる反応でした。
彼はけっして悪気があって「ハハハ」と笑ったのではなく、その映像が面白かったのです。
CGで作ったあり得ない映像を楽しむかのように。

想像力がない、相手の感情を理解し辛いというのは、時としてとても不謹慎な言動となります。
私は彼の事情を知っているから、不幸な人を笑っているのではないことを理解できますが、それでもやはり不快な気分になり、見たくない聞きたくない気持ちでその場を離れました。
私は彼に注意することもできないのです。
もし親の立場だったら、子供の人との付き合いを考え、ひとつひとつ丁寧に教えていくと思う。
もし療育の先生だったら、何故いけないのか、熱心に教え諭して覚えてもらえるようにすると思う。
でも夫にはできない。
せいぜい席をはずす、距離をおくという方法しか思いつかないのです。




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6月14日の会

6月14日あじさい会

<参加資格>
夫がアスペルガーもしくはアスペルガーかもしれないと悩んでいる妻
(女性だけの会です。お子様連れはお断りしています)

<日時>
2018年 6月14日 (木曜日)
9時45分〜12時 (9時35分開場)
始めにルールの説明をするので、遅れないようにお願いします。

<場所>
大阪市立青少年センター ココプラザ (大阪市東淀川区東中島1-13-13)
http://kokoplaza.net/access.html
会議室 803

<会費>
初めての方 500円、2回目の方 300円

参加ご希望の方はコメントにてご連絡ください。
アドレス記入される場合は、「非公開コメント」にチェックして下さい。

<お知らせ>
参加希望者数が予定を上回ってきましたので、申し込みを終了致します。


満席になっていますが、直前のキャンセルなどもあるので、お問い合わせくだされば参加できることもあります。


6月14日の会を終えて

2か月半ぶりの開催でしたが、初参加の7名を迎え15名でお話しすることができました。
長い休暇を経て懐かしい場所に戻ってきたように感じ、主宰者の私はとても幸せな気持ちでした。
初めてお会いする方々であっても、親しい友人と再会を喜び合うような心地がしました。
夫との生活上の奇妙さを言葉でうまく表現できなくても、ここでは瞬時に互いに分かり合える居心地の良さがあるとあらためて感じました。

1か月に及ぶ長い旅から帰ってきたとき、夫は家にいました。
「ただいま」と玄関脇の夫の部屋に向かって声をかけると「はい」と声がして、それでお終いでした。
わざわざ互いに顔を見る必要もない。
それは今に始まったことではないので、私たちには普通です。
顔を合わせたところで、夫は私の旅について関心もなく尋ねることなどしないので、それで十分なのです。
彼の関心は、私が家にいるかいないか、だけです。明日からの食事を考えなくてもよい、それだけです。
私もそれを心得ているので、話しかけたり自分の旅の話など一切しません。

以前は、そういった彼の無関心さについて、どうしてなのかとあれこれ悩まされました。
ひょっとしたら怒っているのか、何か不機嫌なことがあったのか、質問をしないということで私に抗議しているのか、などなど。
そのように懸念する必要など何一つないのです。
「何もない」ことが今ではハッキリと分かっているから、平気です。

留守の間、夫にひとつだけ頼んでいたことがありました。
それは私のペットのメダカと亀のお世話です。
メダカは去年から飼っていて20匹ほどいました。
毎朝少しの餌をやり、ときどき水を替えるというお世話です。
夫に申し訳ないと思ったけれど、生き物なのでやり方を伝え、お願いして旅に出ました。
帰宅して真っ先にリビングのペット達を見に行きました。
亀さんは元気でしたが、20匹いたメダカは数匹になっていました。
それも致し方ないと思うのですが、夫は知らん顔で何ひとつ報告してくれません。
私も始めは黙っていたのですが、1週間経っても夫は知らん顔しているので
「メダカさんは何匹か死んじゃったんだね」と話しかけました。
「みいこが行ってから、毎日1匹ずつ死んだ。」とだけ答えました。
私が質問しなければ、彼は説明してくれません。
見れば少なくなっているから分かることで、報告する必要もないと思ったのでしょうか。
もし私が彼のペットの世話を頼まれて、留守中に同じことがあったら
「頼まれていたメダカさん、餌をやっていたけど死んじゃったよ、ごめんね」
と言うでしょう。そして反対の立場からは
「メダカさんは弱いものね、全然気にしなくていいよ。それよりお世話してくれてありがとう」
と返すでしょう。
夫がお世話をしてくれたから何匹か生き残ったわけで感謝しているのですが、そういった会話ができないことが少し残念なのです。

先日、ある女性グループの人達とお茶を飲みに行きました。
その喫茶店は北欧風の装いで、アンティークのどっしりしたテーブルが素敵でした。
ある人が
「こんなテーブルを夫とずっと探しているのよ。これからは好きな家具を集めようと夫といつも話しているのよ。」と言いました。
よくある会話ですよね。
私は夫と一緒に何かを探したり計画したり、こだわりの逸品を夫と相談して買い求めたりという経験が一度もない。
いつでもいつのまにか一人で決めざるを得ない状況になり、家でも家具でもリフォームでも子供たちの学校選びさえも何もかも私が選ぶしかなかった。
相談ということができなかった。
若い頃は、そのような状況が苦痛で仕方ありませんでした。
家庭の問題なのに、夫婦で話し合えない。
いつも放り出されて宙ぶらりんの状態におかれるようでした。
話さない夫の心を慮り、よかれと思う方向でおそるおそる決めてきたように思います。
でも今は違う!
自分の好きなように決めて、夫には事後報告にしています。
一人暮らしだと思えばよいのです。
とっても自由です。

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