5月22日
皆さま、お元気ですか。
今年は梅雨入りが早かったですね。
近畿地方では、平年より21日早いという5月16日に梅雨入りが発表されました。
それから毎日雨続きで、自粛生活もあり、いっそう家で過ごす時間が長くなっています。
大阪では緊急事態宣言が延長され5月31日までになりました。
医療ひっ迫状況は続いており、インド型変異株もじわじわと出てきているようで、更に延長される気がしています。
大阪は突出して、感染者も亡くなられる方も多くて心配していましたが、今では他の地域でも同様の状況が徐々に起こりつつあります。
何よりも一番こわいのが、感染しても自宅待機を余儀なくされることです。
自宅で急速に悪化してようやく入院するも手遅れ、というケースがいくつもニュースで伝えられていて、そのことがとても怖ろしいです。
世界情勢も暗いニュースばかりでため息が出ますが、私は今、新しい生き物に夢中になっています。
庭のレモンの木にいたアゲハ幼虫の飼育です。
毎年見かけてはいましたが、今年はそれを鳥がねらっているのを見て、時間もあることだし飼育してみようと思い立ちました。
始めは適当な箱に入れていましたが、昆虫に詳しい友人の話を参考に飼育ケースを買いました。
幼虫の成長は思った以上に早くて、毎日レモンの葉っぱをモリモリ食べて、どんどん大きくなります。
大きさの違う4匹を飼育しているので、脱皮の日や蛹になった日なども記録しています。
変化が激しいので、写真はもちろんのこと脱皮の様子を動画で撮ったりもしています。
幼虫が蛹に変わる様は感動的でした!
たった5分の出来事なので、とにかくずっと注意を払っていなくては、観察することができません。
きっと来週ごろには、羽化も始まるだろうと予想しています。
少しの変化も見逃さないために、部屋を移動する度にケースを持ち歩いています。
寝る時も枕元に置くという念の入れようです。
しかも虫眼鏡片手につぶさに幼虫の生態を観察しているので、自分も虫になっている気分です。
すごく可愛い。
こんな幸せなことが身近にあったなんて、これもコロナ自粛のおかげかもしれません。
ジョギングやサイクリングも始められたし、負のことばかりではない、と考えるようにしています。
そんなふうに夢中になって観察し興奮しているので、友人達にも聞いてほしくて蛹化する動画を送ったり、いかに楽しいかメールしたりしています。
友人も一緒になって、次はいよいよ羽化だね、などと私の気持ちを分かってくれるので、私はとても嬉しい。
リビングのテーブルに飼育ケースを置いていたとき、夫が入ってきました。
ただのひと言 「虫や」 とちらりと見て言っただけ。
私も 「庭にいたアゲハの幼虫よ」 と答えたきり。
夫に対するときはそうやって、自分の感情を抑制しています。
嬉しいこと、楽しいことがあっても、私はけっして夫には伝えません。
もちろん辛いこと、悲しいこと、腹が立つことも何一つ話しません。
夫は、人から感情を伝えられても困るからです。
何と受け応えればよいのか、戸惑うからです。
相手がどんな言葉を期待しているのか分からず、困惑するばかりであることを私は知っています。
そうすることで私は自分を守り、夫も平穏な日々を過ごせているのです。
最近家に居ることが多いので、語学学習も兼ねて外国でのカサンドラ症候群についてネット検索しています。
生活習慣の違い、家族観や夫婦観の違い、風習や文化など様々な違いがあるだろうから、比較するのは難しいと以前は思っていました。
ところがカサンドラで悩み苦しんでいた人たちの声は、私と全く同じものでした。
夫との関係に何十年も違和感を抱えて、自分が悪いからだろうと鬱病になった、という60代の女性の話は私そのものでした。
彼女は今では夫の特性をようやく理解し、うまく立ち回ることができるようになり幸せになった。
でも夫婦同伴での集まりなどがあると、他の夫婦が目を合わせて笑い合っているのを見て辛くなる。
自分にはその経験が無かったという事実を突きつけられるから。
映画もラブストーリーは見ない、小説も恋愛小説は読むことができない、自分には遠いもので辛い、とあった。
私も全くそうです。とても辛いのです。
他の意味でも、恋愛ドラマを見ていて不快な気分になるものが、多々あります。
主人公の男性が、とても不器用で口下手で、でも誠実で、的が外れる発言をして皆から失笑される、でも真面目で一生懸命、また専門的な知識が驚くほど豊富で一方的に話す、裏表がない正直者。
見ていてASそのものなのに、ある場面ではキチンと感情を受けとめたり、ここぞという時に相手を思いやったりしていて、ごちゃ混ぜになっている人物像が描かれることが多い。
そうした人に惹かれていく女性、というストーリー展開が多いように思うのです。
『変わった人』 ということで物語になりやすいのかもしれないけれど、現実のASは相手に思いやりをもつ、一緒に気持ちを共有することはできない、そのことは決定的なことなのに、混ぜこぜな人物の描かれ方に危険さえも感じます。
真実を知らない人達が製作しているのでしょう。
いや真実を知っているのは、経験者であるカサンドラの女性だけではないでしょうか。
長引く自粛生活ですが、何とか感染しないように、そして気分転換をはかって乗り切れるようにしましょうね。
皆さま、お元気で!
今年は梅雨入りが早かったですね。
近畿地方では、平年より21日早いという5月16日に梅雨入りが発表されました。
それから毎日雨続きで、自粛生活もあり、いっそう家で過ごす時間が長くなっています。
大阪では緊急事態宣言が延長され5月31日までになりました。
医療ひっ迫状況は続いており、インド型変異株もじわじわと出てきているようで、更に延長される気がしています。
大阪は突出して、感染者も亡くなられる方も多くて心配していましたが、今では他の地域でも同様の状況が徐々に起こりつつあります。
何よりも一番こわいのが、感染しても自宅待機を余儀なくされることです。
自宅で急速に悪化してようやく入院するも手遅れ、というケースがいくつもニュースで伝えられていて、そのことがとても怖ろしいです。
世界情勢も暗いニュースばかりでため息が出ますが、私は今、新しい生き物に夢中になっています。
庭のレモンの木にいたアゲハ幼虫の飼育です。
毎年見かけてはいましたが、今年はそれを鳥がねらっているのを見て、時間もあることだし飼育してみようと思い立ちました。
始めは適当な箱に入れていましたが、昆虫に詳しい友人の話を参考に飼育ケースを買いました。
幼虫の成長は思った以上に早くて、毎日レモンの葉っぱをモリモリ食べて、どんどん大きくなります。
大きさの違う4匹を飼育しているので、脱皮の日や蛹になった日なども記録しています。
変化が激しいので、写真はもちろんのこと脱皮の様子を動画で撮ったりもしています。
幼虫が蛹に変わる様は感動的でした!
たった5分の出来事なので、とにかくずっと注意を払っていなくては、観察することができません。
きっと来週ごろには、羽化も始まるだろうと予想しています。
少しの変化も見逃さないために、部屋を移動する度にケースを持ち歩いています。
寝る時も枕元に置くという念の入れようです。
しかも虫眼鏡片手につぶさに幼虫の生態を観察しているので、自分も虫になっている気分です。
すごく可愛い。
こんな幸せなことが身近にあったなんて、これもコロナ自粛のおかげかもしれません。
ジョギングやサイクリングも始められたし、負のことばかりではない、と考えるようにしています。
そんなふうに夢中になって観察し興奮しているので、友人達にも聞いてほしくて蛹化する動画を送ったり、いかに楽しいかメールしたりしています。
友人も一緒になって、次はいよいよ羽化だね、などと私の気持ちを分かってくれるので、私はとても嬉しい。
リビングのテーブルに飼育ケースを置いていたとき、夫が入ってきました。
ただのひと言 「虫や」 とちらりと見て言っただけ。
私も 「庭にいたアゲハの幼虫よ」 と答えたきり。
夫に対するときはそうやって、自分の感情を抑制しています。
嬉しいこと、楽しいことがあっても、私はけっして夫には伝えません。
もちろん辛いこと、悲しいこと、腹が立つことも何一つ話しません。
夫は、人から感情を伝えられても困るからです。
何と受け応えればよいのか、戸惑うからです。
相手がどんな言葉を期待しているのか分からず、困惑するばかりであることを私は知っています。
そうすることで私は自分を守り、夫も平穏な日々を過ごせているのです。
最近家に居ることが多いので、語学学習も兼ねて外国でのカサンドラ症候群についてネット検索しています。
生活習慣の違い、家族観や夫婦観の違い、風習や文化など様々な違いがあるだろうから、比較するのは難しいと以前は思っていました。
ところがカサンドラで悩み苦しんでいた人たちの声は、私と全く同じものでした。
夫との関係に何十年も違和感を抱えて、自分が悪いからだろうと鬱病になった、という60代の女性の話は私そのものでした。
彼女は今では夫の特性をようやく理解し、うまく立ち回ることができるようになり幸せになった。
でも夫婦同伴での集まりなどがあると、他の夫婦が目を合わせて笑い合っているのを見て辛くなる。
自分にはその経験が無かったという事実を突きつけられるから。
映画もラブストーリーは見ない、小説も恋愛小説は読むことができない、自分には遠いもので辛い、とあった。
私も全くそうです。とても辛いのです。
他の意味でも、恋愛ドラマを見ていて不快な気分になるものが、多々あります。
主人公の男性が、とても不器用で口下手で、でも誠実で、的が外れる発言をして皆から失笑される、でも真面目で一生懸命、また専門的な知識が驚くほど豊富で一方的に話す、裏表がない正直者。
見ていてASそのものなのに、ある場面ではキチンと感情を受けとめたり、ここぞという時に相手を思いやったりしていて、ごちゃ混ぜになっている人物像が描かれることが多い。
そうした人に惹かれていく女性、というストーリー展開が多いように思うのです。
『変わった人』 ということで物語になりやすいのかもしれないけれど、現実のASは相手に思いやりをもつ、一緒に気持ちを共有することはできない、そのことは決定的なことなのに、混ぜこぜな人物の描かれ方に危険さえも感じます。
真実を知らない人達が製作しているのでしょう。
いや真実を知っているのは、経験者であるカサンドラの女性だけではないでしょうか。
長引く自粛生活ですが、何とか感染しないように、そして気分転換をはかって乗り切れるようにしましょうね。
皆さま、お元気で!
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