7月22日の会
7月22日あじさい会
<参加資格>
夫がアスペルガーもしくはアスペルガーかもしれないと悩んでいる妻
<日時>
2015年7月22日(水曜日)
10時〜12時
<場所>
大阪市立青少年センター ココプラザ (大阪市東淀川区東中島1-13-13)
http://kokoplaza.net/access.html
会議室 803
<会費>
初めての方 500円、2回目の方 300円
参加ご希望の方はコメントにてご連絡ください。
7月22日の会を終えて
初参加の方5名を迎え8名で会を開くことができました。
初めて会を訪ねられる方が多いと、会は少し緊張した空気になります。
会を運営する者として、皆さんが和らいだ気持ちになれるような雰囲気を作ることも大事なことだと感じました。
一年前に始めたあじさい会も22回を重ねることができました。
そして参加延べ人数が、192名‼
どの会にも参加した私に、大きな変化が生じてきたと最近感じています。
それは自分の目標だった「夫と話す」ことができ始めているのです。
しかも自然に。気持ちのわだかまりが全然なくて。
そうすることができればどれほど楽な気持ちで暮らせるかと願っていたのですが、ようやく少しずつではありますが、実現できそうな気配を感じています。
いつも賑やかだった3人の子供たちと離れて暮らすようになってから、夫と二人だけでは会話が全く成り立たないことに気づきました。
夫と二人で仲良く助け合って充実した楽しい生活を送りたいと思っていましたが、仲良くどころか話がかみ合わなくて、接点を一つも見出すことができなくて、感じることが全然違っていて、夫といると孤独感が増すばかりでした。まさに「一緒にいても一人」の状態でした。
当時はうつ病寸前の状態で、毎日涙ばかりがこぼれ、人生を大きく誤ったような絶望的な気持ちで、これからどうすればよいのだろうと真っ暗なトンネルに一人ぼっちでいるような気分だった。
誰にも話せなかった。
たとえ話したとしても夫の奇妙さをどのように説明すればよいのかさっぱり分かりませんでした。
それから私は自分の結婚生活を振り返る作業を始めたのです。
長い結婚生活で疑問に感じていた夫の言動を思い起こす作業を始めたのです。
それは長い長い作業でした。自分の気持ちを封印してきた数々の事柄を思い出し、書き始めたのです。
振り返ってみると、夫はとても場違いな発言をして人を傷つけたり、思いやりの欠けらもない態度をとったり、どうしても感謝が必要な場面で無視したり、等々。
自分だけの為の長いレポートを書き終えたとき、そこに共通するのは「感情がない」という発見でした。
でもまだアスペルガーという言葉に出会っていなかったので、夫の性格だと思っていました。
アスペルガー症候群を知ったとき、そしてカサンドラ症候群という言葉を知ったとき、喜びで飛び上がりそうになりました。
ずっと一人で抱えてきた問題にはちゃんと名前があり、同じように悩んでいる人達がいることを知って本当に安堵したものです。
ちょうど大人の発達障がいの本も多く出版され始めた頃で読み漁りました。今の自分に何か役に立つものはないだろうかと当時は必死だった。
けれども調べれば調べるほど、発達障がいの人は変わることがないので、周りの人が家族が特性を理解し支援しましょうというものだった。
それには絶句してしまいました。
夫がそうとは知らずに、長い年月ずっと支援し続けてきたのです。
何か変だと感じつつも夫をたてて盛り上げ流してきた結果、妻はボロボロになっているのです。
これ以上、どんな支援をしろというのだろうかと思った。
話しかけても相槌を打たない、ほとんど無視の状態。家族の問題に全く無関心。相談に乗ってもらったことがない。話し合おうとすると黙るばかり。大事な場面で想像もつかない場違いな発言をする。
妻や子供がどのようなことに興味をもちどのようなことを考えているかなど、全く興味ないし聞かない。家族の過去のこと将来のことを話し合えない。自分のことばかり話す。
数え上げたらきりがないくらいに、満たされない気持ちであったり、傷ついたり、寂しい思いを重ねてきてしまいました。
これ以上、どんな支援をしなさいというのだろうかと思った。
頭ではアスペルガーの特性を十分に理解しているのです。
ですが、家族として感情の面でそれをクリアすることは難しかった。
ところが、ようやくここにきて私は夫を受け入れることができ始めたと感じています。
それはセルフヘルプグループのもつ働きに依るところが大きいと思っています。
会で何度も 「夫には悪気がない」「人の感情を理解しづらいゆえの言動」「目に見える現象だと分かり易い」「あいまいな言葉は分かりづらい」「相手の立場で考えることが難しい」「自分の感情を分かってほしいというのは難しい」「夫と気持ちを共有・共感することは難しい」などと発言した結果、私はようやく自分の身体にそのことが浸透してきたように感じるのです。
だから「夫と話ができるようになった」とは言っても、彼が反応することを話すだけです。
以前は夫に対してドロドロした感情が渦巻き、冷静ではいられなかった。
話すことが苦痛だったし、言葉を交わさなければないで罪悪感に苛まされて苦しかった。
それが今ではそこも通過してストンと抜けたような清々しささえも感じられるのです。
私もようやく家族として支援できる心境になったということかもしれません。
今回は長いコメントになってしまいました。
それぞれの方の悩みは一朝一夕に解決するものではないでしょう。
また人によってその方法はさまざまだろうと思います。
一人で悩んでいるより、同じ悩みのいろいろな方と話し参考にして、自分に生かすことのできる場をこれからも提供したいと考えています。
気軽な気持ちで何回でもどうぞ訪ねてみて下さい。
メンバーがいつも変わりますので、自分にとって何かを得られるかどうかはそのとき次第ですが、きっといつかは自分へのメッセージを与えてくれる人との出会いがあると考えています。
<参加資格>
夫がアスペルガーもしくはアスペルガーかもしれないと悩んでいる妻
<日時>
2015年7月22日(水曜日)
10時〜12時
<場所>
大阪市立青少年センター ココプラザ (大阪市東淀川区東中島1-13-13)
http://kokoplaza.net/access.html
会議室 803
<会費>
初めての方 500円、2回目の方 300円
参加ご希望の方はコメントにてご連絡ください。
7月22日の会を終えて
初参加の方5名を迎え8名で会を開くことができました。
初めて会を訪ねられる方が多いと、会は少し緊張した空気になります。
会を運営する者として、皆さんが和らいだ気持ちになれるような雰囲気を作ることも大事なことだと感じました。
一年前に始めたあじさい会も22回を重ねることができました。
そして参加延べ人数が、192名‼
どの会にも参加した私に、大きな変化が生じてきたと最近感じています。
それは自分の目標だった「夫と話す」ことができ始めているのです。
しかも自然に。気持ちのわだかまりが全然なくて。
そうすることができればどれほど楽な気持ちで暮らせるかと願っていたのですが、ようやく少しずつではありますが、実現できそうな気配を感じています。
いつも賑やかだった3人の子供たちと離れて暮らすようになってから、夫と二人だけでは会話が全く成り立たないことに気づきました。
夫と二人で仲良く助け合って充実した楽しい生活を送りたいと思っていましたが、仲良くどころか話がかみ合わなくて、接点を一つも見出すことができなくて、感じることが全然違っていて、夫といると孤独感が増すばかりでした。まさに「一緒にいても一人」の状態でした。
当時はうつ病寸前の状態で、毎日涙ばかりがこぼれ、人生を大きく誤ったような絶望的な気持ちで、これからどうすればよいのだろうと真っ暗なトンネルに一人ぼっちでいるような気分だった。
誰にも話せなかった。
たとえ話したとしても夫の奇妙さをどのように説明すればよいのかさっぱり分かりませんでした。
それから私は自分の結婚生活を振り返る作業を始めたのです。
長い結婚生活で疑問に感じていた夫の言動を思い起こす作業を始めたのです。
それは長い長い作業でした。自分の気持ちを封印してきた数々の事柄を思い出し、書き始めたのです。
振り返ってみると、夫はとても場違いな発言をして人を傷つけたり、思いやりの欠けらもない態度をとったり、どうしても感謝が必要な場面で無視したり、等々。
自分だけの為の長いレポートを書き終えたとき、そこに共通するのは「感情がない」という発見でした。
でもまだアスペルガーという言葉に出会っていなかったので、夫の性格だと思っていました。
アスペルガー症候群を知ったとき、そしてカサンドラ症候群という言葉を知ったとき、喜びで飛び上がりそうになりました。
ずっと一人で抱えてきた問題にはちゃんと名前があり、同じように悩んでいる人達がいることを知って本当に安堵したものです。
ちょうど大人の発達障がいの本も多く出版され始めた頃で読み漁りました。今の自分に何か役に立つものはないだろうかと当時は必死だった。
けれども調べれば調べるほど、発達障がいの人は変わることがないので、周りの人が家族が特性を理解し支援しましょうというものだった。
それには絶句してしまいました。
夫がそうとは知らずに、長い年月ずっと支援し続けてきたのです。
何か変だと感じつつも夫をたてて盛り上げ流してきた結果、妻はボロボロになっているのです。
これ以上、どんな支援をしろというのだろうかと思った。
話しかけても相槌を打たない、ほとんど無視の状態。家族の問題に全く無関心。相談に乗ってもらったことがない。話し合おうとすると黙るばかり。大事な場面で想像もつかない場違いな発言をする。
妻や子供がどのようなことに興味をもちどのようなことを考えているかなど、全く興味ないし聞かない。家族の過去のこと将来のことを話し合えない。自分のことばかり話す。
数え上げたらきりがないくらいに、満たされない気持ちであったり、傷ついたり、寂しい思いを重ねてきてしまいました。
これ以上、どんな支援をしなさいというのだろうかと思った。
頭ではアスペルガーの特性を十分に理解しているのです。
ですが、家族として感情の面でそれをクリアすることは難しかった。
ところが、ようやくここにきて私は夫を受け入れることができ始めたと感じています。
それはセルフヘルプグループのもつ働きに依るところが大きいと思っています。
会で何度も 「夫には悪気がない」「人の感情を理解しづらいゆえの言動」「目に見える現象だと分かり易い」「あいまいな言葉は分かりづらい」「相手の立場で考えることが難しい」「自分の感情を分かってほしいというのは難しい」「夫と気持ちを共有・共感することは難しい」などと発言した結果、私はようやく自分の身体にそのことが浸透してきたように感じるのです。
だから「夫と話ができるようになった」とは言っても、彼が反応することを話すだけです。
以前は夫に対してドロドロした感情が渦巻き、冷静ではいられなかった。
話すことが苦痛だったし、言葉を交わさなければないで罪悪感に苛まされて苦しかった。
それが今ではそこも通過してストンと抜けたような清々しささえも感じられるのです。
私もようやく家族として支援できる心境になったということかもしれません。
今回は長いコメントになってしまいました。
それぞれの方の悩みは一朝一夕に解決するものではないでしょう。
また人によってその方法はさまざまだろうと思います。
一人で悩んでいるより、同じ悩みのいろいろな方と話し参考にして、自分に生かすことのできる場をこれからも提供したいと考えています。
気軽な気持ちで何回でもどうぞ訪ねてみて下さい。
メンバーがいつも変わりますので、自分にとって何かを得られるかどうかはそのとき次第ですが、きっといつかは自分へのメッセージを与えてくれる人との出会いがあると考えています。
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