2月24日の会
2月24日あじさい会
<参加資格>
夫がアスペルガーもしくはアスペルガーかもしれないと悩んでいる妻
<日時>
2016年2月24日(水曜日)
10時〜12時
<場所>
大阪市立青少年センター ココプラザ (大阪市東淀川区東中島1-13-13)
http://kokoplaza.net/access.html
会議室 701
<会費>
初めての方 500円、2回目の方 300円
参加ご希望の方はコメントにてご連絡ください
アドレス記入される場合は、「非公開チェック」でお願いします。
<お知らせ>
参加希望者数が予定を上回ってきましたので、申込みを終了致します。
3月に訪ねてくださるよう、お願いします。
2月24日の会を終えて
事前申し込みは多かったのですが、欠席もあって初参加4名を迎え7名でお話をしました。
新聞記事を見て自助会を知ったという人から、「カサンドラ症候群」という言葉に出会い自助会にたどり着いたという人まで、さまざまでした。
何かおかしいと感じながらも自分の置かれていた状況は自分の個人的問題だ、と片付け胸におさめていた年月。
それが結婚生活の年数分積み重なっていること。
過去に自分が傷ついた出来事を一つ一つ視点を変えて、考え直す作業が必要です。
以前こちらで紹介した本「アスペルガーのパートナーと暮らすあなたへ」マクシーン・アストン著(スペクトラム出版社)を読みました。
アストン氏は英国在住のカウンセラーで、カップルのうちどちらかがアスペルガーである夫婦カウンセリングの専門家だそうです。アスペルガーのパートナ―に焦点を当てたいくつかのの本を出版しています。
「アスペルガーの男性が女性について知っておきたいこと」、「アスペルガーの愛―ASのパートナーと幸せに生きていくために」などがあります。
今回の「アスペルガーのパートナーと暮らすあなたへ」で、ようやく私たちの気持ちに近づいてきたなと感じました。
カサンドラ症候群に一度は陥った私たちが、今後どのように考えていけばよいのか参考にできる良書だなと思いました。
少しだけ言葉を拾ってみますと・・・
「本書の目的は、ASではないパートナーに希望を与え、AS者との関係を良好に保とうと努力する人々に、この症状を理解する手がかりと支援を提供することです」と、はじめの言葉にありました。
それだけでも励まされます。もちろん支援を受けるのは、私たちです。
「それまで自分たちはごくふつうの関係を築いていると思っていたのにそうではなかったと騙されたような気になったり、自分は初めから不可能だったことを達成しようと、それまで何年も無駄な努力をしてきたのか、と失望したりするでしょう。-----パートナーに怒りが向けられるかもしれません。しかしそれは、双方にとって非建設的で否定的な行為です。」
「2人のあいだには“もちつもたれつ”の関係が成立しません。互いになくてはならない存在だと感じるのでなく、ひたすら自分のほうがパートナーの要求を満たしているだけだ、と思うのです。」
「話を聞いてもらえない、認めてもらえない、という不満は、言葉で虐待されるのと同じくらいつらいものです」
「パートナーの考えていることを自分は分かっているとか、相手もこちらの考えていることがわかっているはずだと、思い込んでしまわないことが肝要です」
「自分のパートナーなら当然理解できるだろうとか、私の気持ちをわかってくれている、と推測するのはやめましょう。たとえお互いがどんなに親しくても、ASのパートナーがあなたの考えを理解していると期待するのは、目の見えない人になんのヒントも与えず、あなたが手に持っているものを当てなさい、と言っているようなものです。ASのパートナーは心が読めないので、表情や身体言語からあなたの伝えようとしていることが本能的にわかる、というわけではないのです。」
「ASのパートナーが何をすべきか、何を言えばいいのかよく理解できるよう、あなたはわかりきっていると思われることもきちんと伝え、いつも明快で正確なメッセージを発する必要があります。」
「あなたのパートナーがどんな思いやりも感謝も示すことができないとわかったならば、あなたはその種の情緒的サポートを別のルートから得る努力をしなければならないかもしれません。」
「共感能力の欠如は、2人の関係において、ASでないパートナーがどれほどの時間をかけ、努力をし、犠牲を払っても、AS者にはそれが理解されたり感謝されたりすることがない、ということを意味する」
「なるべくストレスのない状態で関係を長く続かせるためには、現実的な視点を失わず、相手にできないことを求めようとしないようにしましょう。あなたのパートナーは自分のもっていないものは与えられないのです。しかし、あなたを守り、気にかけ、心配し、また自分に求められていることがわかっているときは、慰めをあたえてくれることもできます。」
ざっと気になった言葉だけを拾ってみましたが、全体的に私のことだなーと共感できました。
この薄い本を読み終えて、ようやくこのように言い切れるまでアストン氏も時代の流れと時間が必要だったのかな、と感じました。
一つだけ気になるのは、アストン氏は女性でかつてアスペルガーの男性と結婚していたのに、今は離婚されていることです。
これらの研究がご自分の結婚生活に生かせていたら、もっと説得力があるように思うのですが…
それでもカサンドラに悩む女性には良書だとお勧めできます。
<参加資格>
夫がアスペルガーもしくはアスペルガーかもしれないと悩んでいる妻
<日時>
2016年2月24日(水曜日)
10時〜12時
<場所>
大阪市立青少年センター ココプラザ (大阪市東淀川区東中島1-13-13)
http://kokoplaza.net/access.html
会議室 701
<会費>
初めての方 500円、2回目の方 300円
参加ご希望の方はコメントにてご連絡ください
アドレス記入される場合は、「非公開チェック」でお願いします。
<お知らせ>
参加希望者数が予定を上回ってきましたので、申込みを終了致します。
3月に訪ねてくださるよう、お願いします。
2月24日の会を終えて
事前申し込みは多かったのですが、欠席もあって初参加4名を迎え7名でお話をしました。
新聞記事を見て自助会を知ったという人から、「カサンドラ症候群」という言葉に出会い自助会にたどり着いたという人まで、さまざまでした。
何かおかしいと感じながらも自分の置かれていた状況は自分の個人的問題だ、と片付け胸におさめていた年月。
それが結婚生活の年数分積み重なっていること。
過去に自分が傷ついた出来事を一つ一つ視点を変えて、考え直す作業が必要です。
以前こちらで紹介した本「アスペルガーのパートナーと暮らすあなたへ」マクシーン・アストン著(スペクトラム出版社)を読みました。
アストン氏は英国在住のカウンセラーで、カップルのうちどちらかがアスペルガーである夫婦カウンセリングの専門家だそうです。アスペルガーのパートナ―に焦点を当てたいくつかのの本を出版しています。
「アスペルガーの男性が女性について知っておきたいこと」、「アスペルガーの愛―ASのパートナーと幸せに生きていくために」などがあります。
今回の「アスペルガーのパートナーと暮らすあなたへ」で、ようやく私たちの気持ちに近づいてきたなと感じました。
カサンドラ症候群に一度は陥った私たちが、今後どのように考えていけばよいのか参考にできる良書だなと思いました。
少しだけ言葉を拾ってみますと・・・
「本書の目的は、ASではないパートナーに希望を与え、AS者との関係を良好に保とうと努力する人々に、この症状を理解する手がかりと支援を提供することです」と、はじめの言葉にありました。
それだけでも励まされます。もちろん支援を受けるのは、私たちです。
「それまで自分たちはごくふつうの関係を築いていると思っていたのにそうではなかったと騙されたような気になったり、自分は初めから不可能だったことを達成しようと、それまで何年も無駄な努力をしてきたのか、と失望したりするでしょう。-----パートナーに怒りが向けられるかもしれません。しかしそれは、双方にとって非建設的で否定的な行為です。」
「2人のあいだには“もちつもたれつ”の関係が成立しません。互いになくてはならない存在だと感じるのでなく、ひたすら自分のほうがパートナーの要求を満たしているだけだ、と思うのです。」
「話を聞いてもらえない、認めてもらえない、という不満は、言葉で虐待されるのと同じくらいつらいものです」
「パートナーの考えていることを自分は分かっているとか、相手もこちらの考えていることがわかっているはずだと、思い込んでしまわないことが肝要です」
「自分のパートナーなら当然理解できるだろうとか、私の気持ちをわかってくれている、と推測するのはやめましょう。たとえお互いがどんなに親しくても、ASのパートナーがあなたの考えを理解していると期待するのは、目の見えない人になんのヒントも与えず、あなたが手に持っているものを当てなさい、と言っているようなものです。ASのパートナーは心が読めないので、表情や身体言語からあなたの伝えようとしていることが本能的にわかる、というわけではないのです。」
「ASのパートナーが何をすべきか、何を言えばいいのかよく理解できるよう、あなたはわかりきっていると思われることもきちんと伝え、いつも明快で正確なメッセージを発する必要があります。」
「あなたのパートナーがどんな思いやりも感謝も示すことができないとわかったならば、あなたはその種の情緒的サポートを別のルートから得る努力をしなければならないかもしれません。」
「共感能力の欠如は、2人の関係において、ASでないパートナーがどれほどの時間をかけ、努力をし、犠牲を払っても、AS者にはそれが理解されたり感謝されたりすることがない、ということを意味する」
「なるべくストレスのない状態で関係を長く続かせるためには、現実的な視点を失わず、相手にできないことを求めようとしないようにしましょう。あなたのパートナーは自分のもっていないものは与えられないのです。しかし、あなたを守り、気にかけ、心配し、また自分に求められていることがわかっているときは、慰めをあたえてくれることもできます。」
ざっと気になった言葉だけを拾ってみましたが、全体的に私のことだなーと共感できました。
この薄い本を読み終えて、ようやくこのように言い切れるまでアストン氏も時代の流れと時間が必要だったのかな、と感じました。
一つだけ気になるのは、アストン氏は女性でかつてアスペルガーの男性と結婚していたのに、今は離婚されていることです。
これらの研究がご自分の結婚生活に生かせていたら、もっと説得力があるように思うのですが…
それでもカサンドラに悩む女性には良書だとお勧めできます。
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