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11月24日の会

11月24日あじさい会

<参加資格>
夫がアスペルガーもしくはアスペルガーかもしれないと悩んでいる妻

<日時>
2016年11月24日 (木曜日)
10時〜12時 (9時50分開場)

<場所>
大阪市立青少年センター ココプラザ (大阪市東淀川区東中島1-13-13)
http://kokoplaza.net/access.html
会議室 803

<会費>
初めての方 500円、2回目の方 300円

参加ご希望の方はコメントにてご連絡ください
アドレス記入される場合は、「非公開チェック」でお願いします。

<お知らせ>
 参加希望者数が予定を上回ってきましたので、申し込みを終了致します。



11月24日の会を終えて

予定では13名の参加だったのですが、キャンセルが相次ぎ6名になりました。
キャンセルが全然ない時もあるので、会を運営する者としては参加人数の把握は難しいところです。
多人数だと自分の話す時間は減るけれど、色々な方のお話が聞けて参考になります。
少人数だと心にたまっている言葉を吐き出すことができ、自分の気持ちと向き合えます。
どちらであっても得るところがあるので、毎回の一期一会を楽しみにしています。

あじさい会が開催された24日に関西テレビのニュース番組で「カサンドラ症候群」が取り上げられました。
事前に私の方にも取材があり、番組の中でも「自助会あじさい会」を紹介していただきました。
医学用語ではない「カサンドラ症候群」という言葉が、このように広く社会に知れ渡り受け入れてもらえるようになったことに驚きを感じています。
放映直後からブログへのアクセス数がどんどん増えて、テレビの影響力を実感しました。
「パートナーと心が通じ合えない」とはどういうことか、その経験のない人には想像するのは難しいでしょう。
でもテレビを見て、「ひょっとして悩んでいるあの人はそうかもしれない」と思ってくれる人が増えるだけで、ずいぶん私たちは救われます。

先日、定年退職した夫と二人暮らしの友人が「夫とうまくいかない。喧嘩をしてしまい、ここしばらく口を聞いていない」と悩んでいました。
家庭の中の重い空気が彼女の顔にも声にも表れて沈んだ様子でした。
1週間後に会ったときに、私は心配してその後のことを尋ねてみました。
彼女は「夫も家の中で喋らないのはしんどいらしく、いつしか普通の会話はするようになったわ。だって美味しいものを一緒に食べて『美味しいね』と言えないのは寂しいものね。」
と苦笑いしながら話してくれました。
彼女の話を聞きながら、そうしたさりげない会話のやり取りが家庭でできない不自然さなんて普通の人には想像しにくいだろう、とあらためて感じたのでした。

話し手の意図が伝わらないがゆえに、返ってくる言葉が素気なかったり、無視だったり、あるいは怒り出したり、全く関係のないことを言ったりするので、夫の態度や言葉にとても傷つくのです。
私は夫がそうとは知らず、20数年ずっと違和感を覚え何か変だと思っていました。
それらのことはとても昔のことになってしまい、いつの間にか忘れています。
でも時々あれもそうだったなと思い出します。
そしてその時の出来事を自分なりに分析するようにしています。

息子が幼稚園児のとき、社宅に暮らしていました。
ある時、外で遊んでいた息子が「頭が痛い痛い」と頭を両手で抱えて大泣きしながら帰ってきました。
驚いて聞いてみると、同じ社宅の小学生が息子の頭をめがけてドッジボールを投げて遊んだというのです。
それはしてはいけないことで注意しなくては思い、すぐに社宅内で遊んでいた小学生のところに行きました。
「頭にドッジボールをぶつけるなんてしては駄目よ、危ない。」と注意したのです。
私はそれまで子供の喧嘩に口出ししたこともなく、よそ様の子供を叱ったこともなく、長い子育て中、後にも先にもそのときだけでした。

夫が会社から帰ってきて、その日の出来事を話しました。
夫はいつも通り聞いているのかいないのか分からない様子で新聞やテレビをチラチラみながら、私の話が終わるのを待っていました。
そして小学生を注意したところまで話し終えると
「自分が子供の頃、近所に息子を溺愛している母親がいて、子供のお尻にくっついて息子に悪さするよその子供をしょっちゅう叱り回っていた。家族みんなで、その母親をバカな親だと笑っていた。」
と言ったのです。
返ってきた言葉はそれだけ。それっきりでもう終わり、とばかりにテレビを眺めていました。
その時、私は唖然としたのでした。
それは私のことを子供の喧嘩に口をだすバカな母親だと責めているのか、と思ったからです。
ドッジボールを投げつけられた幼い息子のことを心配するひと言の言葉もなかった。
例をあげて客観的に私の行為を非難したのだと思い、言葉を失いました。

アスペルガーの特性をもつパートナーとの結婚生活とは、そのようなことの繰り返しです。
それは一事が万事なのです。
尻切れトンボの会話、何の着地点もない会話。何の解決策も見出そうとしない会話。
そうして感覚を失っていき、妻はカサンドラ症候群へと蝕まれていくのだと思う。

でも夫の事情を知った今は、それらの出来事を分析することができます。
夫は、よその子に虐められて子供が泣いてきた、よその子を母親が叱りに行った、という事実だけを読み取り、そういえば昔もこんなパターンがあったな、とふと頭によぎったことを口にしただけなのでしょう。
とても単純なパターンだけを思い出し、同じだなとひとくくりにしたのでしょう。

もちろん今では何一つ振り回されることもなく傷つくこともありません。
夫の特性を掴んでいるので、話してよいことと話さなくてよいことを区別しているからです。
話してよいことは、事務的な頼み事です。
話さなくてよいことは、自分の気持ちです。
それはやはり普通の人には理解し辛い関係だろうと想像しています。






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Re: No title

pink 様

11月24日の参加申し込みをお受けしました。

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No title

つばめ様

11月24日の参加申し込みをお受けしました。
お名前が出ていたので、安全のためにコメントを削除しますが、管理人の方では保存されていますのでご安心ください。

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