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7月12日の会

7月12日あじさい会

<参加資格>
夫がアスペルガーもしくはアスペルガーかもしれないと悩んでいる妻
(女性だけの会です。お子様連れはお断りしています)

<日時>
2018年 7月12日 (木曜日)
9時45分〜12時 (9時35分開場)
始めにルールの説明をするので、遅れないようにお願いします。

<場所>
大阪市立青少年センター ココプラザ (大阪市東淀川区東中島1-13-13)
http://kokoplaza.net/access.html
会議室 803

<会費>
初めての方 500円、2回目の方 300円

参加ご希望の方はコメントにてご連絡ください。
アドレス記入される場合は、「非公開コメント」にチェックして下さい。

7月12日の会を終えて

今週からセミの鳴き声が聞こえてきて、大阪のうだる暑さが始まります。
猛暑の夏が辛い。これからの2か月を何とか元気に乗り越えていきたいものです。

初めての方2名を迎え11名でお話しできました。
ご夫婦二人暮らしの新婚さんから子供さんが小さい方、育児真っただ中の方、夫が定年を迎え二人暮らしになった方までさまざまな世代のお話を聞くことができました。
どなたにも共通するのは、他の人には話せない、ということです。
話したとしても理解してもらえないので、次第に夫のことは相談できなくなり、一人で悶々と悩むことが似通っています。

私は自分の気持ちや立場を偽りなく話すように心がけています。
何もかも説明する必要はないけれど、さも夫と普通の会話ができているようには話せません。
困るのは家族のお祝い事などがあったとき「ご主人も喜んでおられるでしょう」と言われるとき。
家族の誰かが病気したり怪我したりしたときに「ご主人も心配されているでしょう」と温かい目で声をかけられるとき。
感情を共有できないから、一緒に喜んだり心配したりの会話が私たちには無いのです。
声をかけてくれる親切な人達に「えぇ」と曖昧に応えるけれど、親しい友達だったりすると、そうではないことを最近では少しだけ伝えることにしています。

そうしたちょっと親しい人たちから、続け様に3回も
「どうして離婚しないの?」と言われて返答に困りました。
そうした人達は、夫婦は助け合って家庭を築き互いの感情を共有するのが当たり前であって、私のように複雑な事情を抱え何とかやり過ごしている者の気持ちが全く理解できない、そんなこと自分には考えられない、という率直な意見なのでしょう。
またあじさい会参加者の中で、体調を崩し心療内科に通っていると医師から「離婚した方がいい」と勧められたという話もよく耳にします。

私もそう思う。
心を寄せあうことができないパートナーは、人生においての真のパートナーではありません。
そんなことは誰よりも深く分かっています。
だからカサンドラは、追いつめられて、とても苦しくて辛いのです。

結婚20数年も経ってから、夫と心を通い合わすことがなかった、という事実に気が付いた時、私は絶望的な気持ちでした。
自分が築いてきたと思っていた家庭が音をたてて崩れていくようで、毎日声をあげて泣き続けていたことを思い出します。
何のために生きてきたのか、すべての私の好意は無となり、意味を成さなったことを知り、慟哭の日々を送っていた時期がありました。
それから悩んで悩んで考え抜いて、自宅から少し離れたところに小さな部屋を借りてみました。
隠れ部屋のように昼間だけ過ごしてみました。
もちろん夫は何も関心なく尋ねることもなく、平然としているだけ。
学生が暮らすような小さな部屋でもお金がかかること。
そして自宅の方が広々していて気持ちが落ち着くこと、趣味のガーデニングで心が解放されていたことに気付きました。

夫は変わっているけれど、私には無関心でけっして干渉しません。
どこへ行こうが、旅をしようが、どんな趣味をもとうが、まったく関心なく口出しも一切なし。
興味の対象が違うから常に別行動であったこと。
私を言葉や暴力で傷つけるということもありません。
それらを考え合わせて、「距離を置く」というのは、私の場合は家庭内別居にすればよいと考えました。

私が夫に求めているのは、感情の共有です。感じたこと、子供たちのこと、家族のこと、将来のこと、いろんなことを話したい。
それができなくて寂しさや孤独感が沸々と湧いてくるけれど、離婚して一人になってもその孤独感は一緒であることに、小さな部屋を借りてみて気づいたのです。
夫は話し合いが苦手だから、家庭内別居でこうしようという話はしていませんが、実際はルームシェアのようにしています。
夕飯だけは私が作るけれど、他の家事はそれぞれ別々、また別行動。
でも便利なことに、遠くに暮らす子供たちやその家族が帰ってくるときは、にぎやかな家族の形態もとれます。

私の場合は、子供も巣立ち、夫は物静かでけっして干渉しないタイプなので、このような形で「距離を置く」ことに落ち着きました。
以前の私は子供と父親の橋渡しばかりしていましたが、今では私を介さず子供からの用事は直接に話してもらうようにしています。

子供たちと一緒に暮らしている時は、私から子供たちの出来事を夫に逐一伝えていましたが、夫はいつも反応なくて「はい」とか「あぁ」と発するだけでした。
子供たちは当然のように「お父さん、何て言ってた?」と目を輝かせて私に尋ねるのです。
私は「お父さんもすごく喜んでいたよ。良かったねって。」とか、「お父さん感心してたよ、よくやったね。えらかったわ。」などと意訳も甚だしいことをしていました…

人には説明にしにくい自分の今の生活スタイルにピッタリの言葉がありました。
「卒婚」です。
「別居の卒婚」もあるらしいけれど、互いにお金もかかるので、「同居の卒婚」が合理的です。
これから友人に「離婚しないの?」尋ねられたら、明るく「卒婚なんだよ!」と答えようと思っています。
言葉の力、造語ってすごいですね。
助けられます。




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Re: タイトルなし

さくらそう様
7月12日の参加申し込みをお受けしました。

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Re: No title

T子 様
7月12日の参加申し込みをお受けしました。
またお会いできることを楽しみにしてます。


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