12月11日の会
12月11日あじさい会
<参加資格>
夫がアスペルガーもしくはアスペルガーかもしれないと悩んでいる妻
(女性だけの会です。お子様連れはお断りしています)
<日時>
2018年 12月11日(火曜日)
9時45分〜12時 (9時35分開場)
始めにルールの説明をするので、遅れないようにお願いします。
<場所>
大阪市立青少年センター ココプラザ (大阪市東淀川区東中島1-13-13)
http://kokoplaza.net/access.html
会議室 803
<会費>
初めての方 500円、2回目の方 300円
参加ご希望の方はコメントにてご連絡ください。
アドレス記入される場合は、「非公開コメント」にチェックして下さい。
<お知らせ>
参加希望者数が定員に達しましたので、申し込みを終了致します。
12月11日の会を終えて
先週は夏日があった。その週末は凍てつく寒さ。風邪を引きそうです。
初めての方6名をお迎えし14名でお話しました。
この会に集まる方々は、ふと気づいて軽い気持ちで参加しているのではないことを毎回感じます。
長い長い年月に少しずつ重なっていく奇妙な違和感、何とか改善したいと悩んで苦しみながら色々な方法を試みた日々、または深く考えないようにしてやり過ごしてきた事がら。
そうこうするうちに体調を崩し、心身を病み、自尊感情も著しく低下し、どうにもならない状態になってから、ようやく初めて自助会を訪ねてみようかと人は考えるのです。
自分の出来うる限りのことを尽くして、それでも上手くいかない夫との関係をどうしたらよいのかと参加される方が殆どです。
それ以上どうにもならない状態を知り、自分をどうにか立て直すために、同じ経験をしている人達の集まりに勇気を出して来られるのです。
この秋に続けさまに、カサンドラ症候群についての書籍が2冊出版されたことを知りました。
『発達障害の夫にふりまわされないためのカサンドラのお母さんの悩みを解決する本』
河出書房新社
『カサンドラ症候群 身近な人がアスペルガーだったら』
角川新書
どちらもそれぞれ発達障害では多くの著書のある精神科医が書かれたものです。
まず思ったのは、「カサンドラ症候群という言葉は医学用語ではない」と言われていたのに、この言葉を冠した書籍が出たことに驚きました。
あじさい会を始めた4年半前は、まだあまり知られていない言葉だったのが、急速にメディアでも紹介されるようになり社会に浸透されていることに喜びさえ感じます。
そしてついに有名な精神科医による書籍。言葉を広める意味でもその功績は計り知れないことでしょう。
ただ内容が、身も心もクタクタに疲れているカサンドラに寄り添いヒントをくれるものであるかどうかは疑わしい、と私は正直なところ感じました。
「カサンドラのお母さんの悩みを解決する」だなんて、そんなに簡単に言ってのけていいのだろうか。
最後の章の目次だけ拾ってみても、「医師や専門家に相談する」「積極的に実家や友人に協力してもらう」「夫婦関係を再構築するために夫の個性を認めよう」「理想の夫婦より自分達ができる夫婦関係でいい」等となっています。
あじさい会を訪ねてくる人の中には、何年も専門医である心療内科に通っていたり、病気をかかえている人も多いです。
またカウンセリングを受けている人も必ず何人かおられます。
それでも解決しないから、自助会を訪ねられるのです。
実家や友人に話しても理解してもらえないからカサンドラになるのではないのですか?
夫の個性を認めることは出来ても、妻の気持ちは認めてくれないから苦しいのではないですか?
極めつけは、「お姑さんに夫の操縦法を聞くという手もある」というコラムまであったことです。
お姑さんとの関係がすこぶる悪いという話は自助会であふれているのに…
もう一つの本は、読み続けることができませんでした。
最後までは目を通したけれど、もし真面目で自己肯定感が低いカサンドラ状態だったら、うまくできない自分をさらに責めて深みにはまる危険を感じました。
私たちに必要なのは、自分で考え読み解く力、うのみにしない事だと思います。
弱りきって困っていると、解決法があるなら早く知りたい教えて欲しい、と思いがちですが、いったん立ち止まって自分の心の声に耳を澄ます作業を大切にしたい。
自分の感情をおろそかにしがちであったことを反省し、忘れずにいたいと思います。
誰にも邪魔されずに自分第一にすること。
それがカサンドラから抜け出せる一つの道ではないでしょうか。
<参加資格>
夫がアスペルガーもしくはアスペルガーかもしれないと悩んでいる妻
(女性だけの会です。お子様連れはお断りしています)
<日時>
2018年 12月11日(火曜日)
9時45分〜12時 (9時35分開場)
始めにルールの説明をするので、遅れないようにお願いします。
<場所>
大阪市立青少年センター ココプラザ (大阪市東淀川区東中島1-13-13)
http://kokoplaza.net/access.html
会議室 803
<会費>
初めての方 500円、2回目の方 300円
参加ご希望の方はコメントにてご連絡ください。
アドレス記入される場合は、「非公開コメント」にチェックして下さい。
<お知らせ>
参加希望者数が定員に達しましたので、申し込みを終了致します。
12月11日の会を終えて
先週は夏日があった。その週末は凍てつく寒さ。風邪を引きそうです。
初めての方6名をお迎えし14名でお話しました。
この会に集まる方々は、ふと気づいて軽い気持ちで参加しているのではないことを毎回感じます。
長い長い年月に少しずつ重なっていく奇妙な違和感、何とか改善したいと悩んで苦しみながら色々な方法を試みた日々、または深く考えないようにしてやり過ごしてきた事がら。
そうこうするうちに体調を崩し、心身を病み、自尊感情も著しく低下し、どうにもならない状態になってから、ようやく初めて自助会を訪ねてみようかと人は考えるのです。
自分の出来うる限りのことを尽くして、それでも上手くいかない夫との関係をどうしたらよいのかと参加される方が殆どです。
それ以上どうにもならない状態を知り、自分をどうにか立て直すために、同じ経験をしている人達の集まりに勇気を出して来られるのです。
この秋に続けさまに、カサンドラ症候群についての書籍が2冊出版されたことを知りました。
『発達障害の夫にふりまわされないためのカサンドラのお母さんの悩みを解決する本』
河出書房新社
『カサンドラ症候群 身近な人がアスペルガーだったら』
角川新書
どちらもそれぞれ発達障害では多くの著書のある精神科医が書かれたものです。
まず思ったのは、「カサンドラ症候群という言葉は医学用語ではない」と言われていたのに、この言葉を冠した書籍が出たことに驚きました。
あじさい会を始めた4年半前は、まだあまり知られていない言葉だったのが、急速にメディアでも紹介されるようになり社会に浸透されていることに喜びさえ感じます。
そしてついに有名な精神科医による書籍。言葉を広める意味でもその功績は計り知れないことでしょう。
ただ内容が、身も心もクタクタに疲れているカサンドラに寄り添いヒントをくれるものであるかどうかは疑わしい、と私は正直なところ感じました。
「カサンドラのお母さんの悩みを解決する」だなんて、そんなに簡単に言ってのけていいのだろうか。
最後の章の目次だけ拾ってみても、「医師や専門家に相談する」「積極的に実家や友人に協力してもらう」「夫婦関係を再構築するために夫の個性を認めよう」「理想の夫婦より自分達ができる夫婦関係でいい」等となっています。
あじさい会を訪ねてくる人の中には、何年も専門医である心療内科に通っていたり、病気をかかえている人も多いです。
またカウンセリングを受けている人も必ず何人かおられます。
それでも解決しないから、自助会を訪ねられるのです。
実家や友人に話しても理解してもらえないからカサンドラになるのではないのですか?
夫の個性を認めることは出来ても、妻の気持ちは認めてくれないから苦しいのではないですか?
極めつけは、「お姑さんに夫の操縦法を聞くという手もある」というコラムまであったことです。
お姑さんとの関係がすこぶる悪いという話は自助会であふれているのに…
もう一つの本は、読み続けることができませんでした。
最後までは目を通したけれど、もし真面目で自己肯定感が低いカサンドラ状態だったら、うまくできない自分をさらに責めて深みにはまる危険を感じました。
私たちに必要なのは、自分で考え読み解く力、うのみにしない事だと思います。
弱りきって困っていると、解決法があるなら早く知りたい教えて欲しい、と思いがちですが、いったん立ち止まって自分の心の声に耳を澄ます作業を大切にしたい。
自分の感情をおろそかにしがちであったことを反省し、忘れずにいたいと思います。
誰にも邪魔されずに自分第一にすること。
それがカサンドラから抜け出せる一つの道ではないでしょうか。
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